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ブンデス最年長、契約更新の長谷部誠が本心「1年前は『今季で終わりかな』と感じていた」「リミットをいい意味で壊せた」

契約を更新した長谷部誠。ユーチューブのアイントラハト・フランクフルト公式チャンネルでは、ドイツ語で今季と新シーズンへの抱負を語った。※「Eintracht Frankfurt」チャンネルより

来シーズンのCL出場権獲得がターゲット。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が3月8日、今季末まで結んでいた契約を2022年6月まで1年更新した。リーグ最年長、37歳の長谷部は日本語版のクラブ公式ツイッター(@eintracht_jp)で、心の中では今季で契約満了かと思っていた本心を明かし、新シーズンに向けて、熱い意欲を示している。

 コロナ禍の変則的な日程のなか、昨年5月に契約を1年更新した。その際、引退後にクラブが「アンバサダー」のポストを用意することも併せて発表していた。

 長谷部は今回契約を更新したことを報告するとともに、次のように続けた。

「ちょうど1年前、『今シーズンで終わりかな』という感じはありました。そこからここまでいい形で、リベロだけでなく、ボランチとしてミッドフィールドでもプレーできています。自分の中で少し決めてしまっていたリミットを、いい意味で壊すことができた。もう1シーズンプレーできるのは非常に嬉しいことです」

 そのように長谷部は1試合1試合、目の前の戦いに集中してきた先、「リミットを壊すことができた」と言う。そして来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、あるいはヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得へ決意を示した。

「アイントラハト・フランクフルトでプレーすることに喜びもあるし、成長するチームの中にいられることを嬉しく思っています。とにかく今シーズン、まだチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグを狙える順位にいるので、1試合1試合を謙虚に戦って、大きなものを勝ち取り、来シーズンにつなげたいです」

 17節からはキャプテンマークをつけて戦い続ける37歳の鉄人・長谷部自身が、この先、何が待っているか分からぬ新たな挑戦を、心から楽しみにしていた。

 バイエルン・ミュンヘンを撃破するなど現在好調でCL出場圏内の4位に位置するフランクフルトは3月14日(日本時間同23:30開始)、アウェーで2位のRBライプツィヒと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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