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37歳の長谷部誠がフランクフルトと2022年まで契約更新「絵に描いたようなプロ」「選手としてもリーダーとしてもパーフェクト」

フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ボビッチ氏が絶賛。来季ヨーロッパカップ再参戦現実味、CL出場の可能性も。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のアイントラハト・フランクフルトは3月8日、元日本代表のMF長谷部誠と2022年6月まで契約を1年更新したと発表した。今季すでにリーグ最年長だった37歳の鉄人は衰えることなく、むしろさらに味わい深く進化を遂げていく。

 スポーツ部門の最高責任者であるフレディ・ボビッチ氏はクラブ公式サイトで次のようにコメントしている。

「Makoto HASEBE は絵に描いたようなプロフェッショナルです。彼はとにかく勤勉であり肉体の鍛錬を怠らず、すべてのプロサッカー選手の見本になると言えます。この歳になってもパフォーマンスは常に進化し、誰の目にも明らかなようにチームに欠かせぬ存在です。それは彼のプロ意識の高さによるところが大きいでしょう」

 そのように長谷部が実力と結果で、改めて契約を勝ち取ったと感嘆するとともに賛辞を送り、チームとしても不可欠な戦力であると強調する。

「フィールドに立っている時もそうでない時も、選手としてもリーダーとしてもパーフェクトであり、来シーズン、アイントラハトに大きな喜びをもたらしてくれることを誰もが確信しています」

 長谷部は昨年の契約更新の段階で、引退後はクラブのアンバサダーに就任することにも合意していた。それだけに引退が濃厚と言われていたが、むしろ、さらに戦力としての重要度も増していると言える。

 加えてフランクフルトは現在ブンデスリーガ4位で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)に臨む可能性も高まっている。そういった背景もあり、早い段階での契約更新に至ったようだ。

 長谷部は1984年1月18日生まれ、静岡県藤枝市出身。日本代表通算114試合・2得点。これまでのキャリアは、藤枝東高校 ― 浦和レッズ ― VfLヴォルフスブルク ― 1.FCニュルンベルク ― フランクフルト。昨季はリベロでプレーしていたが、今季は再びボランチを主戦場にプレー。これまでリーグ20試合に出場し、17節からはキャプテンマークをつけ続けている。

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[文:サカノワ編集グループ]