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日本代表選出のリバプール南野拓実、それでも今夏リーズ移籍が本命?ビエルサ去ったあと元恩師が就任

南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

南野の出世促したマーシュ監督の就任で。

 イングランド・プレミアリーグのリバプールFCに所属する日本代表FW南野拓実は、やはりこの夏、新天地を求めるのか!? 現地では今冬に噂されたリーズ・ユナイテッドFCについて、監督交代が起きたものの、むしろより移籍先として可能性が高まっているのではないかと報じられている。

 シーズン終盤へ突入するなか、リバプールは全タイトル獲得の可能性を残す。“1冠目”のカラバオカップ(EFLカップ、イングランドリーグ杯)でチーム最多得点を決めてタイトル獲得に貢献した南野だが、このハードスケジュールの中で貴重な戦力となっている。しかしプレミアリーグでは10試合2得点で、直近7試合ではほとんど出場機会を得られずにいる(2試合、1分間プレー。2試合、メンバー外。3試合、ベンチ)。

 ルイス・ディアスの加入、ディオゴ・ジョッタのフィット、さらにはロベルト・フィルミーノやカーティス・ジョーンズらの復帰に伴い、出場機会を得るには一段と厳しい立場にある。

 1月31日まで開いていた冬の移籍マーケットでは、ギリギリのタイミングで、リーズ移籍の噂が浮上した。しかし、結局オファーには至らなかった。

 その後、アルゼンチン人のマルセロ・ビエルサ前監督が更迭に。そして2月28日、アメリカ人のジェシー・マーシュ監督の就任が発表された。

 マーシュ監督はレッドブルグループの各クラブで指揮を執ってきた。RBザルツブルク時代には2019年の半年間、南野がともにプレーしている。南野がリバプール移籍を掴んだ、UEFA欧州チャンピオンズリーグのレッズ戦でゴールを決めた試合も、マーシュ体制下だった。

『ディス・イズ・アンフィールド』によると、リバプールのユルゲン・クロップ監督が『スカイ』のTV取材の際に、現在の南野について高く評価した一方、移籍の可能性について問われ、「確かに一部のプレーヤーは十分な頻度でプレーできずにいます。夏に何が起こるのか、そうした状況の解決策を見てみましょう」と語ったという。そのように全般的なチーム作りについて言及している。

 同メディアはそのうえでリーズ行きの可能性を示唆している。

「南野は1月の移籍マーケットで、モナコとリーズから関心を寄せられた。彼もプレーした元ザルツブルク監督のジェシー・マーシュが、エランド・ロード(リーズのホームスタジアム)に来たことで、再会が促される可能性はある」

 南野のリーズ行きの可能性はあり得る。ただ南野はリバプールと2024年6月まで契約を結んでいる。残り2年となれば、違約金も相当だ。レンタルでも、それなりの金額がかかる。

 レッズとしては、再び複数タイトルを目指すためには残ってほしいタレントの一人と考えるはず。だが、南野がその立場を受け入れて戦うのかどうか。これから動向が注目される一人だ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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