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【大宮】辛い…渋谷洋樹ヘッドコーチの退任決定「大好きなクラブ。私は離れますが…」。J3降格が今週にも決定

渋谷洋樹氏。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「21位という皆さまの期待に応えられない結果になり、私自身、非常に悔しい気持ちで力のなさを感じていますし、大変申し訳なく思っております」

 J2リーグの大宮アルディージャは11月13日、渋谷洋樹ヘッドコーチの退任が決まったと発表した。

 56歳になる渋谷コーチはNTT関東時代からクラブを知る存在であり、昨季はジュビロ磐田の監督に。そして今季は途中までベガルタ仙台のヘッドコーチを務めた。

 仙台の体制変更もあり、シーズン途中、再び大宮のヘッドコーチに就任した。しかし原崎政人監督を支えたものの、J3降格圏である21位でのフィニッシュが決まった。

 11月18日にJ3リーグ5位FC大阪の2位以内の可能性が消滅すると、大宮の来季J3降格が決まる。逆にFC大阪が2位でシーズンを終えた場合、大宮のJ2残留となる。

 渋谷氏はクラブを通じて、次のようにコメントしている。

「2023シーズン、大宮アルディージャへのご支援ご声援、ありがとうございました。このたび、チームを離れることになりました。シーズン途中にもかかわらず、私に声をかけていただいたクラブ、そして原崎監督に対して非常に感謝しています。

 私がクラブに加入した時点で残留という目標に向けてスタッフ・選手とともに、チーム一丸となって必死に戦って参りましたが、21位という皆さまの期待に応えられない結果になり、私自身、非常に悔しい気持ちで力のなさを感じていますし、大変申し訳なく思っております。

 こういった厳しい結果にもかかわらず、今年一年、常にチームに力を与えてくれたファン・サポーターの皆さま、また、スポンサーやホームタウンの方々をはじめとする、クラブを支えていただいているすべての方々に大変感謝しております。

 本当にありがとうございました。

 大宮アルディージャは、私自身が指導者として育ってきた大好きなクラブです。私はクラブからは離れますが、未来のあるクラブだと思っていますので、皆さまには変わらずたくさんのご支援、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます」

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 今シーズン途中の渋谷氏「入閣」は、大宮の未来を見据えての人事であるとも見られてきた。しかし復活に向けたキーマンの退団は、どのような影響を及ぼすのだろうか。

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