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「サッカーと違い…」ホリエモンが大谷翔平グローブ6万個寄付で野球の”未来図”提言

(C)SAKANOWA

「日本の少子化めちゃくちゃ深刻なんです。そこで育ててくれた野球に対して」

 プロ野球メジャーリーグ(MLB)ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平がこのほど、サプライヤーであるニューバランス社と協力し、「野球しようぜ!」と呼び掛けて、日本の小学校約2万校に3つずつ計約6万個のグローブをプレゼントすると発表した。これを受けて実業家の堀江貴文氏がユーチューブの『ホリエモンチャンネル』で、「大谷翔平選手が日本の全小学校にグローブを寄贈することについてお話しします」と題した動画をアップして、少子化における団体スポーツの現状と野球の未来に向けた課題などを語った。 

 ホリエモンは「一部のバカなインフルエンサーは、『グローブ3つじゃ野球できない』と言っていますが、まずはキャッチボールをできるようにということです。右利き二つ、それと左利きの子もいると、左利き用一つの三つをセットにして、2万校に寄贈。すごい考えていますね。さすがです」と称賛。実は堀江氏も元来左利きだったが、右手に矯正されたと明かしている。

 また大谷がアメリカに渡って長く生活し、左右両利きどちらも尊重される社会にあり、「そういった事情も分かってプレゼントをしています」と説明した。

 一方、日本では急速に進む少子化により、小学校・中学校のチームでは、9人を確保することが難しくなりつつある(サッカーにも言えるが)。堀江氏は「日本の少子化めちゃくちゃ深刻なんです。そこで育ててくれた野球に対して感謝し、その火を消したくないという大谷翔平選手の熱い思いを感じました」と、このビッグプレゼントには、野球の未来への危機感も根底にあったのではないかと見ている。

 また、今後野球がより発展していくためには、東南アジアへの普及も課題に挙げる。

「プロのチームはサッカーと違って毎日試合ができます。消耗するピッチャーを揃えれることで、毎日興行ができます。野球は面白く、戦略性があり、しかも興行に向いている。世界的に見るとマイナーなスポーツで、ボトルネックは道具が必要であり、しかも高額なところ。経済的に豊かでないとできない競技。ただ(東南アジア・東アジアなどの経済発展で)関心は広まっていくのではないでしょうか」

 ホリエモンらしく現実的に可能である「夢」として、大谷には、さらに広い“世界”への野球の投資を推奨していた。

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 堀江氏は九州アジアリーグである北九州下関フェニックスの設立者でもある。西岡剛氏が監督を務めてきた。また、サッカーでは、東京都2部リーグ「TOKYO2020 FC」のオーナーでもあり、自身も背番号11で選手登録している。

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