【清水】PKストップあと一歩だった大久保択生、井林章、神谷優太…功労者3人の今季限りでの退団発表
大久保択生 (C)SHIMIZU S-PULSE
「あの最高の応援のなかで、PKを止めて皆さんと喜び合えなかったことが心残りで、自分の実力不足を痛感しています」
J2リーグの清水エスパルスは12月6日、GK大久保択生、DF井林章、MF神谷優太と来季の契約を締結せず、今季限りで契約満了になると発表した。
背番号「1」をつけた大久保は今季リーグ戦の出場はなかったものの、J1昇格プレーオフ2試合にフル出場。2試合連続無失点まであと数分……最後に待っていた東京ヴェルディの染野唯月のPKには、しっかり反応し手で触れたものの、弾き切れなかった。いずれもチームの苦しい時期を支え、這い上がらせてきた功労者の退団決定となった。
3選手のコメントは次の通り。
◎大久保択生
「今シーズンをもちまして契約満了となり、清水エスパルスを離れることになりました。2019 年の夏から4年半の間、清水エスパルスの選手として戦えたことを誇りに思います。どんな時でも変わらずに応援してくださったサポーターの皆様には感謝しかありません。
プレーオフ決勝のあの最高の応援のなかで、PKを止めて皆さんと喜び合えなかったことが心残りで、自分の実力不足を痛感しています。来年も清水エスパルスでプレーできないのは寂しいですが、来年こそJ1へ昇格して強いエスパルスになることを楽しみにしています。
まだまだ現役を続けるつもりなので、またアイスタでプレーする姿を見せられるように頑張りたいと思います。4年半ありがとうございました」
◎井林章
「このたび、清水エスパルスを退団することになりました。まずは昨年の降格のこと、そして今年J1昇格を果たせなかったこと、本当に申し訳なく思います。2年前の夏に来てから苦しい時間ばかりでしたが、自分らしさを出すことはできたと思うので過ごした時間に悔いはありません。また清水エスパルスが躍動することを祈っています。井林軍団は解散となりますが、皆さんの記憶に留めておいていただけると嬉しいです。本当にありがとうございました」
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◎神谷優太
「2年間、短い間でしたがありがとうございました。満了と言う形で終わってしまったこと、すごく悔しい気持ちでいっぱいです。清水でJ1昇格し、皆さんとたくさんの喜びを分かちあいたかったです。それが叶わない現実をすごく残念に思っています。
しかし、それがサッカー選手の人生です。ここ数年、怪我に苦しみ中々満足するプレーができなく悩んだ時期が多かったですが、トレーナーやスタッフの方々のおかげで、今年1年最後までピッチの上で終えることができました。 まだ今後のことは決まっていませんが、人生なるようになると思っています。
もちろん努力することを怠らないよう毎日必死で頑張ります。僕の人生にはいつも分岐点があります。正しい道は分かりませんが、迷わず自分が思った道に進みたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」