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【浦和】戦列復帰した酒井宏樹が語るヘグモ式4-3-3の浸透「監督の意図が上手くチーム全体に伝わっている。みんなナチュラルにできている」

浦和の酒井宏樹。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

「(石原)広教が良いパフォーマンスを見せてくれているので、すごく丁寧に治せています」

[J1 14節] 浦和 3-0 京都/2024年5月15日19:33/埼玉スタジアム

 J1リーグ14節、浦和レッズが安居海渡、渡邊凌磨、チアゴ・サンタナのゴールで、京都サンガF.C.に3-0の勝利を収めた。浦和はリーグ3連勝で、4位に順位を上げた。

 勝利とともに明るいニュースとなったのが、酒井宏樹の復帰だった。

 酒井は4月3日に行われたリーグ7節のFC東京戦で55分に交代。右ヒザ骨挫傷と診断され、治療とリハビリを経て、この日、89分からピッチに立ち無失点勝利に導いた。

 京都戦前日のゲーム形式の練習から参加したという酒井は試合後、「(石原)広教が良いパフォーマンスを見せてくれているので、すごく丁寧に治せています。浦和に加入してからメディアカルスタッフにはお世話になりっぱなしなので、しっかりと良いパフォーマンスを見せていきたいです」と語った。

 横浜F・マリノス、アルビレックス新潟、京都を下しての今季初の3連勝。酒井は戦術の浸透を実感する。

「監督の意図が上手くチーム全体に伝わり、迷ってプレーしている選手が少なくなってきました。みんなナチュラルにできるようになったので、相手よりも上回れるようになったと思います」

「勝っている時こそ、気を引き締めないといけないですし、 勝っている時だからこそ課題にチャレンジできます。もっと突き詰めていきたい」

 そのように浦和の2番は気を緩めない。あくまでも目指すのはリーグ制覇だ。

「アウェーでの”したたかさ”がちょっとまだ足りないと感じます。(新潟戦では)3-0の状況から3-2にまでなりました。あの状況で引き分けになることはあるので、2点取られたことに危機感を持たなければならないし、チームとして絶対にあってはならない状況。1点取られたら何が起こるか分からないと常に感じないといけない」

「優勝するには、まだ遠いです」

 酒井はそのように引き締めた。頼もしいキャプテンが戻ってきた。

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 浦和は次節5月19日、ジュビロ磐田とアウェーで対戦する。

取材協力/佐藤亮太

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