日韓戦、120分の死闘を経て描かれた歓喜と失望のコントラスト
呆然とする遠藤渓太(11番)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
遠藤渓太が見つめる先は――。
[アジア大会 決勝] 日本 1-2 韓国/2018年9月1日/インドネシア
アジア大会決勝の日韓戦、日本は120分の死闘の末に韓国に敗れた。”アジア版オリンピック”、東京五輪に臨むU-21世代で臨んだ日本に対し、韓国は大会規定である「23歳以下+オーバーエイジオーバーエイジ3人」をフル活用。実際、ソン・フンミン、ファン・ウィジョ、チョ・ヒョヌには最後、力の差を見せつけられた。
日本は板倉滉、立田悠悟、原輝綺ら守備陣が試合を重ねるごとに粘り強さを増して、最後も韓国を苦しめた。また、サイドの選手が数多く起用されて、森保一監督のスタイルを体得したのも今回の収穫の一つ。その一人である遠藤渓太は、試合後、この2枚(上段=メインと下段)の写真のようにピッチに倒れ込んだ。
歓喜と失望――。まさに死闘を物語るコントラストだ。
年齢差はそこまで関係ないのかもしれない。延長戦、日本は上田綺世の一撃で意地を見せたが、力の差を見せつけられたのも事実。そして、この悔しさを晴らすのは、やはり日韓戦でしかないなはずだ。