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「あれ? 名前がないな」久保建英はギラギラする周囲を生かし、最後に一撃! 中国戦フル出場で1ゴール・1アシスト。サッカー日本代表 W杯アジア最終予選

日本代表の久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「みんなのギラギラ」を一つに――。

[北中米W杯アジア3次予選 C組第1戦]日本代表 7–0 中国代表/2024年9月5日19:35/埼玉スタジアム

 2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)第1戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が7-0で中国代表に勝利を収め、好スタートを切った。

 久保建英は3-4-2-1の右シャドーで先発フル出場し、1得点・1アシストを記録した。

 12分にはコーナーキックから「あのニアに狙うのは得意としている」という最後に鋭く落とすキックで、遠藤航のジャンプヘッドによる先制ゴールをアシスト。そして後半アディショナルタイム、伊東純也からの横パスを受けると、豪快に左足のショットをネットに突き刺した。

「(さすがに7-0のゲームだと1点はほしかった?)ですね。途中から得点者が出ている電光掲示板を見ると、あれ、僕の名前がないなとは思いました」

 また、独特の緊張が漲った初戦では「大人になったというより、余裕は出てきたので、僕が、僕が、とならず、いろんな選手の良さを出そうというのを、今日の試合に限っては考えました」と言う。

 上田綺世、三笘薫、堂安律、南野拓実……。前線に強烈な個が並ぶ布陣で、それぞれが輝くようにと心掛けた。

「自分もですけれど、みんなめちゃくちゃギラギラしていました。そのギラギラをまとめるといいますか、みんなこれからも僕を含め、それを出しながら勝っていきたいです」

 そんな”チームの勝利のため”という精神が結実。最近二度の最終予選初戦で敗れていた日本だが、今回は7-0の勝利――中国のシュートをわずか1本に抑えるという完勝を収めた。

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 森保一監督の期待が伝わる90分フル出場。その最後の最後に「結果=得点」で応えた。日本は10日(日本時間11日1:00~)のW杯アジア最終予選・第2戦、アウェーのリファーでバーレーン代表と対戦する。

Posted by 塚越始

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