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サッカー日本代表初選出なるか荻原拓也「圧倒的な活躍をしないと選ばれない。ただ…」。ディナモ・ザグレブでスタメンの座を再び掴む

CLのザルツブルク戦でプレーするディナモ・ザグレブの荻原拓也(右)。 (Photo by Jasmin Walter/Getty Images)

「あるかな……と狙っていきます」

[クロアチア1部 12節]シベニク 0-4 ディナモ・ザグレブ/2024年11月2日(現地1日)/Stadion Šubićevac

 クロアチアリーグ1部ディナモ・ザグレブに所属するDF荻原拓也(Takuya OGIWARA)が11月1日、HNKシベニク戦で左サイドバックとして先発フル出場し、4-0の勝利に貢献した。シュート数はディナモから見て13本(枠内6本)対1本(同0本)という完勝と言える内容だった。

 10月23日のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のレッドブル・ザルツブルク戦(〇2-0)以来の出場となり、再び勝利プラス無失点と結果を残した。来週は再びCL(スロバン戦)との連戦が組まれており、荻原にはよりチャンスが巡ってきそうだ。

 CLに臨んでいる数少ないタレントであり、かつ貴重な左利きのサイドバックでもあり、日本代表入りが期待される。

 荻原はザルツブルク戦のあと、日本代表について、もちろん目標としているが、まずディナモで地歩を固めることこそ大切だと語っていた。

「まだまだだと自覚しています。満を持して入りたいですし、代表チームは選考基準が高く、ここでしっかり価値を示して、リーグ戦でも安定して試合に出られるようになれば、可能性が広がると思います。もっと成長しないと、壁にぶち当たるだろうし。ステップ・バイ・ステップ。一歩ずつ、進んでいきます」

 ただ、バイエルン・ミュンヘン(●2-9)からゴールを決め、ザルツブルク戦でもクロスから得点を演出し(フィードからGK退場劇にもする)、そうしたCLでのインパクトを残すことで、少なからず欧州の舞台でチェックされる対象になりつつある。

「圧倒的な活躍をしないと選ばれないと思っています。ただ、半年、1年後……きっとそれは分からない話なので、あるかなと、狙っていきます」

 CLは今月25歳になる”左利きの攻撃的サイドバック”にとって、何かが変わっていく――改めてになるが、その予感に満ちた大会だと荻原は語っていた。

「チャンピオンズリーグって、そういう意味でも素晴らしいし、そこで価値を示せるか。一歩ずつ進んでいくなか、なんか二個飛ばしできる可能性がある。気持ちとしては、変わらず一歩ずつです。評価としては、一気に上がるところ。そういう意味でやる気につながるし、自分でも楽しみにしています」

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Posted by 塚越始