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まさか銀行員が泥棒、氷山の一角? ホリエモン「衝撃的ニュース。犯罪を確かめようがない」。三菱UFJ銀行の元行員、貸金庫から窃盗…今度どうなる?

堀江貴文さん。(C)SAKANOWA

「おそらく被害届がたくさん出て、警察も動かざる得なかったのでは」

 株式会社三菱UFJ銀行が11月22日、プレスリリースを発表し、練馬(旧江古田支店を含む)・玉川の支店長だった元行員が貸金庫から客の資産を窃取していた事件が明らかになったと発表し、世間をあっと驚かせた。同銀行は現在、全容解明に向けて警察に相談し、事実関係の調査を進めるとともに、監督官庁などに報告しているという。また、この2支店以外の被害も調査していくそうだ。

 実業家であるホリエモンこと堀江貴文氏は24日にユーチューブの「ホリエモンチャンネル」でこの件を取り上げ、「三菱UFJ銀行の行員が貸金庫から窃盗をしていた事件について解説します」と題した動画を公開。4日間で視聴者数40万人を超えるなど、注目を集めている。

 この事件だが、すでに銀行の貸金庫を巡る窃盗疑惑の噂は過去にもあったという。某掲示板で「銀行に預けていた貸金庫に預けていたものがなくなり、警察に被害届を出したが取り扱ってくれなかった。どうしたらいいでしょう」という書き込みがあったことなどにも触れている。そして今回、堀江氏は「おそらく被害届がたくさん出たので、警察も動かざる得なかったのではないでしょうか」と、ついに犯罪として明るみになった背景を推測していた。

 同銀行の発表では、この元行員は約60人から「時価十数億円程度」を窃盗していたと語っているという。しかし「元行員の供述に基づく被害状況であり、調査継続中」とのことだ。

 本来は銀行と利用者がカギを持ち、それぞれ一緒に使わなければ金庫は開かないことになっているという。しかし銀行側にはやはり利用者の「マスターキー」があり、なんと銀行側で開けることが可能だったそうだ。

 そして貸金庫の中身だが、そもそもどのようなものが預けられているのか、預けた客本人しか分からない。そのため、誰も証明できない。逆に、そうしたシステムにより、いろいろな形で利用され、なかにはそのまま記憶をなくしてしまったり、亡くなってしまう方もいるという……。そこを突いた”完全犯罪”でもあった。

 まさに現代のブラックボックス。堀江氏は「刑事事件は刑事で、それ以外の裁判が注目されます。ただ、犯罪も確かめようがない。例えば金の延べ棒だったら、どこかで換金していたら分かるかもしれません。盗んだ男はできるだけ過少申告しようとするし、預けた本人の記憶違いなどもあるでしょう。銀行員が貸金庫からお客さんのものを盗んでしまうという衝撃のニュース」と、驚いていた。

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 また最近では野村証券の元社員が、顧客への強盗殺人未遂と住宅放火の罪で起訴された事件も明るみになった。本来“エリート”と呼ばれる層の犯罪に、ホリエモンも「殺伐とした世の中になってきましたね」と唸っていた。