品川区のオーガニック給食導入、ホリエモンこと堀江貴文氏「減税すればいいだけ。名古屋市のように」と疑問視
堀江貴文氏。(C)SAKANOWA
ユーチューブのホリエモンチャンネルで叫ぶ!
東京都品川区(森澤恭子区長)が2月5日、区立の全小中学校の給食で提供する野菜について、肥料や農薬を使用しないオーガニック(有機農作物)にすると発表し、話題を集めている。ただし「オーガニック=健康によい野菜」という何となく広まる印象に、実業家のホリエモンこと堀江貴文氏が噛み付いている。
品川区は税収があるなかで、区立小中学校の給食の無償化を実現。ただし、味や質が落ちたという評判を受けて、オーガニック野菜を提供すると決めたというのだ。
2年前には添加物を使わないという触れ込みのマフィンにより、多くの食中毒患者が出た事件は記憶に新しい。まさか健康志向のはずが”重篤な健康被害”を警告される事態も招いた。
今回の件について、SNSでも投稿を繰り返した堀江氏はユーチューブの『ホリエモンチャンネル』で、「味の素をかけておけ! ユージさんに監修してもらえばいい」と叫ぶ。
「無農薬=オーガニック」と聞くと“健康的”という印象を持たせがちだが、かねてより堀江氏をはじめ多くの人が、実際には野菜が害虫被害や病害に遭う確率が跳ね上がり、そもそもそうなると店頭に並ぶような均整のとれた生産をすることは不可能になる。オーガニック野菜にすることで安定した供給を受けられるか、均一的な味が実際に約束されるかは不明な点も多い。
「河村たかし市長が実行した名古屋市のように減税すればいいし、税金を使わなくてもいい。使おうとしている。それは官僚や区長の権限で、自分たちが偉くなれる。自分の使いたいところに金を使える『権力』を持っている。だから自分の権力を誇示したい。税金を取りすぎているのなら、返せばいい。区民に還元すればいい。余計なことに使おうとしている」
いま読まれている記事>>中居正広問題、性的暴行で懲役4年の某俳優と比較すると…若狭弁護士「常軌を逸脱する状況では」と指摘
味は確かに“本物”かもしれない。とはいえ、野菜の中に冬を越した虫がいる、という個人で野菜を栽培した際に見られる光景も、まず起こり得る。ありのままの自然な食物を、都会の子供たちと親が学校給食で受け入れられるのか!? 確かに疑問は残ったままだ。