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【鹿島】東京Vに4-0で就任後初勝利、鬼木達監督の記者会見一問一答「こんな心強い声援はないなと、鳥肌が立ちました」、湘南戦からの修正ポイントは…

鹿島の鬼木達監督 写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「攻守ともに、シンプルに狙いをハッキリさせることで、選手が思い切ってできたと思います」

[J1 2節] 鹿島 4–0 東京V/2025年2月22日15:00/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ2節、鹿島アントラーズが新2トップの鈴木優磨、レオ・セアラがそれぞれ2ゴールずつ奪い、東京ヴェルディに4-0の快勝を収めた。

 今季就任し初勝利を収めた鬼木達監督は試合後の記者会見で、この勝利の喜びを次のように噛み締めた。

「我々にとってのホーム開幕戦で、多くのサポーターの大きな声援に選手たちがしっかり応えてくれたと思います。前節の反省から、気持ちの部分もそうですし、闘う部分も、しっかりやっていこうというなか、前半から非常にアグレッシブにやってくれました。その結果が今日のような形に表われたと思います。連戦が続くので、すぐ頭を切り替えてやっていこうと選手たちには伝えました」

 鹿島での指揮官としての初勝利。その”喜び”を問われた指揮官は、「本当にホッとしました。嬉しいというよりも、この仕事はいつもそういう想いでいます。自分が求めているものに、恐れることなく取り組んでくれている選手たちが頼もしく、それがとても嬉しかったです」と安堵したという。

 前節の湘南ベルマーレ戦は、いいところなく0-1で敗れた。そこから1週間で、良いコミュニケーションを取りながら修正できたと語る。

「前節の反省を踏まえて、選手間でも、スタッフ間でも話し合い、どういう形で進めていくかと、みんなで今作り上げている段階です。そういうコミュニケーションの中から生まれた結果です。全員で底上げしていきたいです」

「攻守ともに、シンプルに狙いをハッキリさせることで、選手が思い切ってできたと思います。あれも、これも、ではなく、ある程度絞った中から取り組んでいることが表れたらいいかなと思って進めてきたので、非常に良くやってくれたと思います」

 鈴木優磨&レオ・セアラのダブル・エースが2ゴールずつを決めた。申し分ないホームでの船出を、鬼木監督は次のように率直に喜んだ。

「彼らが公式戦で点を取ることは非常に重要だと思っていました。トレーニングマッチでは、それぞれ点を取っていましたが、フォワードは結果の世界。この1試合でプレッシャーから開放されるわけではないと思いますが、勢いに乗る得点だったと思います」 

 そして知念慶がメンバー外になるなど、この日のメンバーについて問われると、鬼木監督は「コンディションなど含めて変わったところもあります。当然ヴェルディに対しての狙いの部分もありました。そこで先発が変わったと思ってくれていいと思います」と答えた。

 また、鬼木監督は、自分自身への試合前などのコールはすでに試合に集中していて気付けなかったという。ただ、そのアントラーズサポーターが発する熱烈な応援のボルテージには、「こんな心強い声援はないなと改めて感じ、ちょっと鳥肌が立ちました。次は(自分へのコールも)しっかり聞きたいです」と笑みを浮かべた。

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 鹿島は2月26日にアルビレックス新潟戦、3月1日にFC東京戦と、ホームでの3連戦に臨む。

Posted by 塚越始