三笘薫が精密検査へ。ブライトン監督「スキャンの結果を待つ」
三笘薫。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ニューカッスル戦の90+1分、歩いてピッチを退いていたが…。「悪くないと願いたい」
[FAカップ 5回戦] ニューカッスル 1(1-1、0EX1)2 ブライトン/2025年3月3日(現地2日)/セント・ジェームズ・パーク
FAカップ5回戦、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCが延長120分間で2-1とニューカッスル・ユナイテッドFCに逆転勝利を収めてベスト8進出を決めた。ブライトンの三笘薫(Kaoru MITOMA)は4-2-3-1の左MFで先発出場し、90+1分に負傷により交代した。
三笘は一度座り込んだあと立ち上がり、スタッフとともに歩いてピッチを退いた。当初は足を攣っての交代と見られていた。しかしブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督は試合後の記者会見で、三笘の左ヒザについて、CTスキャンの検査を受けて状態を見極めたいと明かした。
『ジ・アスレチック』によると、三笘の足の状態を問われた指揮官は「スキャンの結果を待たなければなりませんし、この段階で私は何も言えません。しかし、それほど悪くないことを願っています。様子を見守りましょう」と答えたという。
日本代表のエースでもある三笘は2023-24シーズン末にも、腰から背中にかけて傷めて長期離脱を強いられている。完全復活を遂げた今季、再びパフォーマンスを上げてきていたタイミングなだけに、その状態が心配される。
また、日本代表は北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で、3月20日にバーレーン代表、25日にサウジアラビア代表とホームの埼玉スタジアムで対戦する。グループリーグ首位の日本は次戦引き分け以上でW杯の出場権を獲得できる。
ただ、状況的に、三笘に無理をさせるタイミングと言えない。とはいえ日本にとって一番の人気選手であり、貴重なホームゲームの機会である。今後を見据えると、日本サッカー協会や森保一監督の判断も問われる。
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ブライトンは次戦3月8日24時から、プレミアリーグでフラムFCと対戦する。