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韓国代表とバイエルンで争い勃発!「ケガの予防策を講じるべきだった」ホン・ミョンボ監督がキム・ミンジェ負傷で批判

バイエルンのエンブレム。(C)SAKANOWA

「昨年から兆候はあっただけに…」。W杯最終予選3月シリーズ欠場で。

 韓国代表のホン・ミョンボ監督が3月17日、練習場で取材に応じた際、ドイツ・ブンデスリーガ1部FCバイエルン・ミュンヘンに所属するDFキム・ミンジェ(Kim Min-jae)がアキレス腱痛により北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選3月シリーズを欠場したことについて、代表チームでは配慮してきただけに「予防策を講じるべきだった」とバイエルンを批判した。

 アキレス腱痛を抱えてきたキム・ミンジェはこのほど、数週間離脱することに。バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督が、28歳のセンターバックについて、しばらく治療に専念すると明かした。

 そのためこのW杯最終3次予選、首位に立つ韓国は3位ヨルダン、4位オマーンとのホームでの重要な2連戦で、守備の要を欠くことになった。

『コリアン・タイムス』によると、ホン・ミョンボ監督はキム・ミンジェについて「ミュンヘンだけでなく、韓国代表にとっても、非常に重要な選手です」としたうえで、今回の負傷について長く兆候があっただけに「ミュンヘンはケガを防ぐための予防策を講じるべきで、それが不足していたのではないでしょうか。そのため重要な選手を欠いてプレーしなければならない状況につながりました」と批判したのだ。

 サッカー日本代表の伊藤洋輝とチームメイトでもあるキム・ミンジェは以前からアキレス腱痛を抱えていた。

「昨年からのケガの兆候はありました。私たち代表チームはそれを十分に認識していました。それだけに大事な試合だからと言ってプレーさせるのは良くないと思い、彼を休ませることにしました」

 同メディアは、指揮官がバイエルンに対して「かなりイライラしているようだ」と反応を伝えている。代わってFCソウルの24歳のDFキム・ジュソン(Kim Ju-sung)が招集されている。

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 韓国代表はこの3月シリーズで2連勝すると、11大会連続となるW杯出場権を得られる。