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堂安、南野、中島に続き…清水の金子翔太が日本代表入りへ絶好調アピール中

金子翔太。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

目下9得点5アシスト。同世代の活躍に刺激を受け、「さらに攻撃を磨けば、近づいていける」。

[J1 28節] FC東京 0-2 清水/2018年9月29日/味の素スタジアム

 清水エスパルスのMF金子翔太がFC東京戦で4-4-2の右MFとしてフル出場し、カットインからのチャンスメイクや長短の精度の高いパスからチャンスメイクして勝利に貢献した。

 特長のパスやハードワーク、献身性のみならず、自らも仕掛けていく。その姿勢は日本代表での同世代のアタッカー陣のプレーから刺激を受け、意識を強めたという。

「前線3人のうち、(南野)拓実くんはアンダー世代の日本代表からずっと一緒にやってきて、中島翔哉くんは一つ年上でずっと見てきました。それに堂安(律)くん。前線の海外で活躍している選手たちは、ガンガン仕掛けていた。僕はどちらかというとチームの起点となるトップ下気質で、味方と共存しながら攻めていく、間でパスを受けてチャンスを作る香川選手のようなタイプでした」

「ただ、現在、前線のアタッカーは、あの3人のようにガンガン仕掛けていくのがトレンド。だから代表戦(9月11日のコスタリカ戦)を見た翌日から、ドリブルの回数を増やそうと意識も変わりました。今日(FC東京戦)ぐらいコンスタントに突破できれば、(日本代表に)近づけるのではないかなと思いました」

 コスタリカ戦が、金子にスイッチを入れた。95年生まれの23歳である彼は、自分自身にしかない個性も、日本代表に還元できるのではないかとイメージを膨らませることもできたという。

「僕も観ていて楽しかったですし、刺激を受けました。プラスアルファで、あの3人よりも走ってハードワークをする部分であり、割とオールマイティなほうなので、ハードワークなどは継続しつつ、あの3人のような突破力を極めていければ、(代表入りは)近づくのかなと思います。ミッドフィルダーで今年は9ゴール5アシストできています。その数字も重ねつつ、攻撃のところで取り組んでいきたい。そこがキーになりそうです」

 日本代表シリーズ中断前には10月7日にジュビロ磐田との静岡ダービーが組まれている。10月4日には日本代表の10月シリーズのメンバーが発表される。金子に吉報は届くのか。スタンバイはできている――。

文:サカノワ編集グループ

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