【福岡 2-2 京都】サンガ3バック変更後にAT2失点。曺貴裁監督「距離があきすぎ、そこが罠になってしまった」
写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
「1年に1回こうした試合を経験して、次からは我々もこの反省を生かしていきます。本当はそれではダメですが、まだ14試合ある」
[J1 24節] 福岡 2-2 京都/2025年7月21日18:03/ベスト電器スタジアム
J1リーグ24節、アビスパ福岡 – 京都サンガF.C.の一戦、京都がオウンゴールと東アジアE-1選手権で日本代表デビューを果たした原大智のPKによる得点で後半2点先取に成功した。しかしアディショナルタイム、福岡が90+3分にウェリントン、同6分に重見柾斗の得点で一気に追い付いて見せた。
試合終盤、福岡は3バックから4バックに変更。ウェリントンの高さとパワーを最大限に生かそうとしてきた。
これに対して京都は4バックから3バック(5バック)に変更し、ゴール前を固めようとした。しかしチーム全体が後傾になってしまい、持ち上がってくる相手DF陣へのプレスもかからず、人数はいるもののボールに行けなくなり被弾した。
京都の曺貴裁監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、3バック(5バック)へのシステム変更について問われると、結果的に「距離があきすぎ、そこが罠になってしまった」と悔やんだ。
「上がってくる(ロング)ボールを、一人が競って、一人がカバーし、ボランチと前の3人が拾うという狙いだったのですが、ちょっと距離があきすぎて罠になってしまいました。守りたいという気持ちが先に来たなかで出たプレーだと思います。1年に1回こうした試合を経験して、次からは我々もこの反省を生かしていきます。本当はそれではダメですが、まだ14試合あるので、その中で最後まで戦っていきたいです」
リーグ4位の京都は首位のヴィッセル神戸と4ポイント差の勝点42。福岡は勝点31で11位。
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京都は8月6日の天皇杯・FC町田ゼルビア戦で再開する。一方福岡は同じく天皇杯で鹿島アントラーズと対戦する。