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Jリーグ大混乱!J1参入プレーオフ決勝『延長PK戦』は“記載ミス”、「本来変更なかった」「議論していない」

2019年の入れ替え戦、徳島は湘南と1-1で引き分けたものの、規定により昇格ならず。その不公平さが議論の的となっていた。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

理事会で決議されたが…。

 Jリーグは12月21日に実行委員会を行い、2022シーズンの大会要項などを承認した。そのなかで、J1参入プレーオフ決勝について、J1の16位チームとJ2の3~6位チームから勝ち上がった1チームの対戦は、J1・16位チームのホームゲームで開催されるものの、今回新たに、90分で決着がつかない場合、延長さらにPK戦が実施されると明記されていた。

 しかしこの発表後の記者会見を経て、Jリーグはこれが誤りであったと報告。次のように伝えている。

「『2022 J1参入プレーオフ大会方式および試合方式について』に記載しております、 <試合方式および勝敗の決定>につきまして、改めて確認が必要な事項がございました。

 すでに情報発信いただいた皆様には大変ご迷惑をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。

 内容の確認がとれ次第、改めてプレスリリースにてお知らせいたします」

 これまでもJ1参入プレーオフは、J2の3位から6位チームのトーナメントで勝ち残ったチームとJ1の16位チームが対戦してきた。

 ところが、本来降格圏手前でシーズンを終えたJ1の16位チームにとって“罰ゲーム”的な試合になるはずだが、参入決定戦(決勝)はホームゲーム開催かつ90分間で引き分けた場合には“成績上位優先”により、J1・16位チームが残留できるという多くのアドバンテージが与えられてきた(つまりJ2のチームはアウェーで勝利しなければいけなかった)。

 その不公平さが議論になっていたなか、この2年間はコロナ禍もあり、入れ替え戦は中止に。そして2022年、満を持して復活するプレーオフは、ついにこの点が改善された――かと思われた。

 しかし原博実副理事長はユーチューブのJリーグ公式チャンネルでの「JリーグTV」で、レギュレーション変更の予定はなかったと強調。次のように説明した。

「J1参入戦の決定方法が『延長・PK戦』と記載されていましたが、確認したところ、それは『ミスだった』と分かりました。改めてしっかり丁寧に説明しないといけないと思います。

 いろいろな決定事項があったなか、その参入戦の決定方法について、今回議論されていません。我々のミスで、そう記載されたまま理事会を通ってしまいました。

 本来は変わっていないはずなのに、変わってしまっていて、その後の対応を大至急しています。改めてリリースされます」

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[文:サカノワ編集グループ]

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