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【移籍】日本代表FW伊東純也のゲンク復帰、今週中に「最終決定」へ。スタッド・ランス日本ツアーを終えフランス到着

日本代表の伊東純也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

移籍金は約300万ユーロ(約5億1000万円)。

 フランス2部(リーグ・ドゥ)スタッド・ランスに所属するサッカー日本代表FW伊東純也(Junya ITO)のベルギー1部 KRCゲンクへの復帰が、今週中にも決定する。伊東らスタッド・ランスはフランスに戻り、伊東の移籍に向けた交渉は大詰めを迎える。

 スタッド・ランスは昨季フランスカップ準優勝に終わり、しかもリーグ戦はプレーオフを落として2部降格の憂き目にあった。伊東はリーグ戦33試合・4得点・5アシスト、公式戦39試合・4得点・6アシストを記録。ただ1月12日以降ノーゴールに終わり、ケガにも苦しんだ。

 日本代表としては、ちょうど1年後に北中米ワールドカップ(W杯)を迎える。今年9月で33歳になる伊東は、より高いステージで戦い、W杯で最良のコンディションで臨むことが理想形と言える。

 そうしたなか、古巣である昨季レギュラーシーズン1位ながら優勝決定プレーオフで3位に終わった古巣ゲンクからオファーが届いた。伊東にとっては改めてピッチに集中できて、結果を残せれば一気に自信も取り戻せるシチュエーションと言える。

 移籍情報に詳しいジャーナリストのサーシャ・タヴォリエリ氏は8月3日、自身のエックス(@sachatavolieri)で続報をレポート。「スタッド・ランスは今日、日本からフランスへ帰国。伊東純也の移籍が最終決定される。予定通り、日本人選手は移籍金約300万ユーロ(約5億1000万円)でKRCゲンクに復帰する。契約は来週中にも完了する予定」と具体的に伝えている。

 すでに個人合意し、チーム間交渉に入っている。スタッド・ランスもクラブ功労者である伊東の移籍交渉には前向きに応じていて、伊東のゲンク復帰の最終決定は時間の問題と見られる。

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 伊東の移籍を巡っては、アメリカ・クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)前に設定された6月の特例の移籍期間、イーグルグループのフランス1部オリンピック・リヨンが獲得し、ブラジル・セリエA(1部)ボタフォゴFRに一旦レンタルされるという驚きのプランが浮上。しかしその時はタイミングが合わず実現しなかった。