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久保建英の先発は?ルイス・ガルシア監督が抱く懸念とは…マジョルカ、国王杯ジャネラと対戦

マジョルカの久保建英。(Photo by Rafa Babot/Getty Images)

中2日でラ・リーガ、グラナダとの重要な一戦も控える。

[スペイン国王杯 2回戦] ジャネラ – マジョルカ/2021年12月16日19:00(日本時間17日3:00)/エスタディオ・ガンザーバル

 スペイン1部RCDマジョルカがコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)2回戦、セグンダ・ディビジョンB(実質4部)のUDジャネラと対戦する。

 右ヒザのケガから復帰した久保建英は、これまでラ・リーガで2試合連続で途中出場。アトレチコ・マドリード戦ではアディショナルタイムに劇的決勝ゴールを奪って貢献した。しかし直近のセルタ・デ・ビーゴ戦は強風の影響もあったが、わずか2回しかボールに触れられずスコアレスで引き分けた。

 今回はカップ戦、しかも相手のカテゴリーは3つ下である。ただし敵地に赴くことになる。マジョルカのルイス・ガルシア監督はこの試合を控えた記者会見で、次のようにジャネラを警戒した。

「彼らのピッチは狭く、そこに大きな2人のストライカーを擁するチームを作っています。彼らはダイレクトかつフィジカルなサッカーをして、セットプレーで試合を支配しようとします。

 大切なのは、最大限のモチベーションを持ってプレーすること。昨日のセビージャの試合は私たちへの警告となるはずです(マジョルカ島のUDアンドラッチと対戦、1-1からPK戦の末に勝利)。カギはピッチへの適応、モチベーション、そしてジェネラへのリスペクトです」

 ピッチは「人工芝」。指揮官はその点を懸念材料に挙げていた。

「人工芝は、天然芝と全く異なります。プレーしたことのある人ならば、その違いが分かるはずです。それは彼らが持つ小さなアドバンテージとなるでしょう。ただ、力を示せれば勝てるはずです。準々決勝や準決勝に進むこともできるはずです」

 ただしこの試合は7、8人が欠場するという。

「サストレは内転筋に問題を抱えていて、今週木曜日と(18日)グラナダ戦はプレーできません。ライージョ、ラゴ、ホッペ……それにガラレタは出場停止です。アマト、ババは大丈夫ですが慎重を期すつもりで、グラナダ戦は何の問題もないと思います」

 そのように負傷者も多くいるなか、中2日で臨むアウェーでのラ・リーガのグラナダCF戦も睨まなければならない。指揮官の言葉からは、むしろそのリーグ戦での15位との対戦を何より重視していることが分かる。またGKはU-23で結果を残してきたレオ・ロマンの起用を明言している。

 久保を先発させ、ここでまとまったプレー時間を与えるのか。あるいは切り札としてスタンバイするのか。

 とはいえ、ヒザへの負担もある人工芝での一戦――。ここはやはり無理をさせず、できれば起用したくないか……(延長戦で勝利した1回戦では、ベンチ入りしたものの出場せず)。

 レアル・マドリードからレンタル移籍中の20歳のレフティは、メンバー入りしそうである。何が正解かは誰にも分からない状況と言えるが、久保の登場はあるか!?

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[文:サカノワ編集グループ]

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