なでしこの日替わりキャプテン、3試合目は誰?勝てば「大役」が待っている
宇津木(右)、中島(左)に続いて、今日の北朝鮮戦でキャプテンマークを巻くのは誰か?(C)SAKANOWA
熊谷紗希不在のなか、第1戦は宇津木瑠美、第2戦は中島依美が担う。
[東アジアE-1選手権]日本-北朝鮮/2017年12月15日/千葉市蘇我球技場(フクダ電子アリーナ)
今日12月15日に北朝鮮と対戦する日本女子代表の注目点のひとつが、いったい誰がキャプテンマークを巻くかだ。
高倉麻子監督は就任以来、フランスのリヨンに在籍する熊谷紗希をなでしこジャパンのキャプテンに指名してきた。しかし今大会は熊谷らヨーロッパのリーグでプレーする選手は不在で、男子と同様に国内組のみの構成に。すると指揮官は試合ごとに異なる選手にキャプテンマークを託してきた。
韓国との初戦でキャプテンマークを付けたのは宇津木瑠美だった。ボランチで先発し、最後は左サイドバックで試合を締めるなど、試合状況に応じたポリバレントぶりを発揮し、勝利に大きく貢献した。
続く中国戦では、中島依美がその役目を担った。第1戦で途中出場から自身の1ゴールなど2得点をチームにもたらした27歳のテクニカルなアタッカーが、なでしこジャパンで初めて腕章を巻いた。するとその期待に応えて、敵陣を切り裂くスルーパスから田中美南の決勝点となる先制弾をアシスト。豊富な運動量を生かして守備面でもチームを助け、2連勝に導いた。
果たして、今日の北朝鮮では、誰がキャプテンマークを付けるのか? センターバックでチームを支えてきた鮫島彩? 常にチームのど真ん中でバランスをとってきた阪口夢穂? 好守を見せてきた池田咲紀子? 中心選手としての自覚が強まった岩渕真奈? 再び宇津木か中島? それとも……。日本は北朝鮮と勝点6で並んでいるが、得失点1差で2位である。日本が優勝するための条件は勝つこと。すなわち――なでしこジャパンを勝利に導けば、セレモニーで優勝トロフィーを掲げる「大役」が待っている。
文・サカノワ編集グループ