プロ18年目、田中隼磨が「情熱を持って迎えた開幕」で掴んだ収穫と課題

プロ18年目、田中隼磨の2018シーズンが始まった。(C)SAKANOWA

名古屋時代と並ぶ松本での5シーズン目。「もっと突き詰めていく」

[J2 1節] 横浜FC 0-0 松本/2018年2月25日/ニッパツ

 田中隼磨がプロ18年目、松本山雅FCでは5年目のシーズンを迎えた。5シーズン目は、ストイコビッチ体制下でJ1制覇を果たした名古屋グランパス時代と並ぶキャリア年数だ。

「自分にとっては1年1年が勝負だと思っていますし、今年も強い気持ちと情熱を持って開幕の日を迎えられました。また変わらず、ワクワクもしました」

 そう語る田中は何より、「素晴らしいコンディションを整えてこられたので、これを1年保ち続けられるように努めていきたい」と順調にキャンプから調整できた手応えを得ていた。それだけにアウェーで迎えた横浜FCとの今季初陣は、「もちろん勝ちたかったです。もちろんです」とスコアレスドローに終わったことを悔やんだ。

 とはいえ、主導権を握る時間も多くあり、反町康治監督は「ポジティブな勝点1」と語っていた。田中も「前向きにこの勝点1は捉えたいです。チャンスはありましたし、ただピンチもあった。ホームのような雰囲気を作ってもらえましたし、プラスに考えて、僕もこれからチームをマネジメントしていきます」と悲観せず、”ここから”だと強調していた。

 サイドでの攻防が鍵を握った一戦。田中は相手のキーマンである野村直輝や武田英二郎と対峙しながら、何度か攻撃の起点となった。アップダウンを怠らないハードワークは今年も健在だ。

「リスクを冒しすぎても、守りを固めすぎてもダメなので、そういったバランスを考えながらプレーしていました。そういったことも継続が大事になります。もっと突き詰めてやっていきたいですね」

 松本の背番号3は、そのように課題も挙げていた。

 あとは試合を積み重ね、感覚を研ぎ澄ませていくだけ。田中の戦闘モードにスイッチが入り、熱い気持ちにも火がともった。

■プロフィール PROFILE■田中隼磨 たなか・はゆま/1982年7月31日生まれ(35歳)。長野県松本市出身。FC松本ヴェガー横浜FMユース―横浜FMユース―横浜F・マリノス―東京ヴェルディ―横浜F・マリノス―名古屋グランパス―松本山雅FC。174センチ・64キロ。昨季J2・40試合1得点、J1通算389試合15得点、J2通算107試合2得点。日本代表1試合0得点。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI

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