【移籍情報】元日本代表MF井手口陽介がアビスパ福岡へ!“急速”に近づく
日本代表での井手口陽介。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
今シーズンはセルティックで出場機会を得られず。
スコットランド1部セルティックFCに所属するMF井手口陽介(IDEGUCHI Yosuke)が、J1リーグのアビスパ福岡に電撃移籍する可能性が高まっている。
昨年1月にガンバ大阪から二度目の海外挑戦をしたが、ケガの影響もあり、なかなか出場機会を得られずにいた井手口には、以前から退団の噂が出ていた。現在リーグ首位を走るセルティックのアンジェ・ポステコグルー監督は、今冬の移籍マーケットで、2022シーズンのJ1リーグMVPの岩田智輝(←横浜F・マリノス)、小林友希(←ヴィッセル神戸)らも獲得。日本代表にも選ばれてきたボランチは放出候補となっていた。
これまでには古巣のG大阪、そして恩師の一人である長谷川健太監督の率いる名古屋グランパスが浮上していた。
そうしたなかスコットランドのタブロイド『デイリー・レコード』、『フットボール・スコットランド』は2月6日、日本の一部報道を引用して、井手口の福岡移籍の決定が「急速に」近づいているとレポートした。
『デイリー・レコード』は2022年1月に前田大然、旗手怜央とともに加入した井手口だが、「ケガに苦しみ、今季は二度のベンチ入りをしただけで、ピッチに立てずにいた。通算では6試合に出場したのみだ」と伝えている。
26歳の井手口は2018年1月、G大阪からリーズ・ユナイテッドに移籍。そこからクルトゥラル・レオネサ(スペイン)、グロイター・フュルト(ドイツ)に期限付き移籍。しかしケガの影響もあり、2019年8月再びG大阪へ。元横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督にその才能を認められて、昨年再び海外挑戦をしていた。
セルティックには現在、リーグトップの19得点を決めている古橋亨梧、カタールW杯日本代表としてクロアチア戦でゴールを決めた前田大然、小林、岩田、そして井手口と、日本人選手計5人が在籍している。
一方、福岡は2022シーズン9勝11分14敗でJ1・J2入れ替えプレーオフ枠の16位とは2ポイント差の14位でフィニッシュ。ルヴァンカップでクラブ史上初のベスト4、天皇杯では12年ぶりのベスト8進出を果たした。新シーズンは長谷部茂利監督のもと、3年連続のJ1残留とともに、上位進出が期待される。