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初得点の原口元気が『マン・オブ・ザ・マッチ』しかしハノーファー3部降格の危機

ハノーファーの原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

試合には敗れ、3部リーグ3位との入れ替えプレーオフ圏の16位に転落。

[ブンデス2部 14節] ハノーファー 2-1 ダルムシュタット /2019年11月25日/AWDアレーナ

 ブンデスリーガ2部のハノーファー96に所属する日本代表MF原口元気が、ついにハノーファーでの初ゴールを決めた。リーグ戦では昨季から41試合目、公式戦43試合目での、まさに待ちに待ったファーストゴールとなった。しかしハノーファーは試合に敗れ、3部リーグ3位とのプレーオフ圏となる16位に転落している。

 原口は4-4-2の右サイドで先発フル出場。オウンゴールで先制されたあとの14分だった。コーナーキックの流れからGKの弾いたボールに反応し、右足インサイドのボレーで合わせ、コースをしっかりと突いてみせた。ハノーファーの10番を中心に大きな歓喜の輪ができた。

 しかし、試合はそのあと29分に再び失点を喫して、1-2とリードを許す。そして後半はハノーファーも反撃を試みたものの、ゴールを奪うことができず……。

 結局、ホームチームはそのまま1-2で敗れ、3勝5分6敗(15得点・24失点)で3部3位とのプレーオフ圏にあたる16位に転落。なんと1年での1部復帰どころか、17位のディナモ・ドレスデンとは2差、最下位のSVヴェーエン・ヴィースバーデンとは4差と、3部降格ゾーンも目の前に近づいている。

 原口は翌日、チームのサポーターが選ぶ「マン・オブ・ザ・マッチ(シュピーラー・デス・シュピールズ)」に選出された。ゴールを決めたほかにも、17回のデュエルで勝利を収めていたという。得票数のうち61.2パーセントを原口が獲得したそうだ。

 これで原口は13試合・1ゴール。ケニャン・コカック監督も就任したなか、最近2試合連続でフル出場している。ファンの熱い応援を糧に、ここから爆発して、チームをV字回復させたいところだ!

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[文:サカノワ編集グループ]

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