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長谷部誠が無念の言葉。CL出場権獲得へ「微かにチャンスあるが、とても落胆している」。フランクフルト、最下位シャルケに痛恨の敗戦

フランクフルトの長谷部誠。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

今日のドルトムント、ヴォルフスブルクの結果によっては5位以下決定。

[ブンデスリーガ 33節] シャルケ 4-3 フランクフルト/2021年5月15日/フェルティンス・アレーナ

 ドイツ・ブンデスリーガ1部、5位のアイントラハト・フランクフルトはアウェーで最下位のシャルケ04に3-4で敗れた。フランクフルトの鎌田大地と長谷部誠は揃って先発し、鎌田は1アシスト、長谷場もクロスから逆襲の3点目を演出。しかし現地16日に試合が行われる3位VfLヴォルフスブルク、4位ボルシア・ドルトムントの結果によっては、目標だったUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権獲得圏外(5位以下)が決定してしまう。

 この日はボランチで臨んだ長谷部は試合後、次のようにドイツ語でコメントしている。

「この敗戦について説明するのは難しい。4失点は多すぎます、それでは私たちは勝てません。あまりに簡単にゴールを決められてしまいました。私たちはまだ4位になる微かなチャンスが残っていますが、今はやはりとても落胆しています」

 そのように37歳の元日本代表キャプテンは率直な思いを口にして、悔しさを露にしている。

 また今季限りでの退団を発表後にチームの急下降を招いたオーストリア人のアディ・ヒュッター監督は、「この刺し傷は深い」とダメージの大きさを認める。

「2対1でリードしているのに3対4で負けてしまえば、当然、失望感は大きくなります。一時逆転しながら、11分間に3失点しては批判されてもやむをえません。シャルケには敬意を払いますが、敗れてはならない試合でした。チームはあらゆることを試みました。3つのゴールを決められた貪欲さは認めますが、ディフェンス面ではプロ意識が不足していました」

 また指揮官は1月の段階では9位だったことなどを振り返り、改めてこうして上位で戦えている“素晴らしさ”を強調している。とはいえ、自身は一足早く、来季ボルシア・メンヒェングラードバッハへの“移籍”を決定しているだけに、その言葉がなかなか響かなくなっているのもまた事実だろう。

 フランクフルトは5月22日の最終節、ホームでアウクスブルクFCと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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