原口元気のハノーファー新指揮官が抱負「ステップ・バイ・ステップで」
原口元気。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
コカック氏が就任、25日のダルムシュタット戦が初陣に。
日本代表FW原口元気が所属するブンデスリーガ2部のハノーファー96の新監督に就任したケナン・コカック氏が初日の11月15日のトレーニングのあと、記者会見を行い抱負を語った。その記者会見でのコメントがクラブの公式サイトに掲載されている。
トルコ出身でドイツで選手と監督としてのキャリアを積んできた38歳の若き新指揮官は、「今日選手たちと初めて顔を合わせましたが、ステップ・バイ・ステップで行こうという話を伝えました」という。
「ザントハウゼンを率いたとき、ハノーファーと試合をしています。その時、この地でのクラブに対する人々の愛を感じました。今回クラブとの話し合いもとても友好的でした。クラブ、町、ファン、すべてが魅力的であり、私はすぐ決断しました」
「まず私が選手を知り、選手たちが私を知り、そして一つになって次の試合に臨むことです」
そのようにコカック新監督は抱負を語る。
中断期間まではリーグ戦が5試合ある。まずは11月25日、ホームでのダルムシュタット戦が初陣となる。
「ダルムシュタットとの一戦に集中します。それはすべの監督が口にするフレーズでしょう。ただ、毎日の練習で限界に達するパフォーマンスで取り組むこと、そのうえでダルムシュタット戦に臨みます。すべての試合で勝てるように全力で挑みます」
日々の練習でのパフォーマンスこそ大切であり、それが試合に直結していく――。そのように指揮官は語っている。
1年での1部復帰を目指すハノーファーだが、これまで3勝5分5敗(14得点・22失点)で18チーム中15位に低迷している。そのなかで背番号10をつけて2年目を迎える原口は、今シーズンこれまでリーグ12試合(704分)出場でノーゴール。昨季からリーグ戦で1ゴールも決められずにいる。
コカック氏は1981年1月5日生まれ、トルコ出身。現役時代はSVヴァルトホフマンハイムなどでプレー。指導者としては、これまでブンデスリーガ2部のSVサンドハウゼンなどで監督を務めてきた。
日本代表の活動に参加している原口は、19日のパナソニックスタジアム吹田での親善試合(キリンチャレンジカップ)ベネズエラ戦に臨んだあと、チームに合流する。
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[文:サカノワ編集グループ]