サラー、マネ、フィルミーノ…南野拓実がリバプール強力3トップを語る「ゴツいけど体の大きさは僕とあまり変わらない。そのなかで…」
日本代表の南野拓実。写真:日本サッカー協会/(C)JFA
13日はコートジボワール戦、意地の一発を決められるか――。
[国際親善試合] 日本 – コートジボワール/2020年10月13日16:45(日本時間23:45)/オランダ・ユトレヒト
日本代表が10月13日、オランダ・ユトレヒトでコートジボワール代表と対戦する。9日の約1年ぶりとなる実戦となったカメルーン戦をスコアレスドローで終えた日本の南野拓実が11日、オンラインによるメディア取材に応じた。
そこで南野は所属するリバプールFCのモハメド・サラー(エジプト代表)、ロベルト・フィルミーノ(ブラジル代表)、サディオ・マネ(セネガル代表)の強力3トップから得ているものについて聞かれ、次のように語った。
「マネ、サラーはゴツいですが体の大きさ的に僕とあまり変わりません。そのなかで190センチ近い選手相手にボールをキープできる強さも、上手さも備えています。ボールを置く位置、複数の選択肢を持ったうえでのファーストタッチを考えること、何より相手のディフェンスが飛び込みにくい。そういった部分の一つひとつが僕にとって参考になります」
今季は南野がトップ下に入り、その3人も加わる4-2-3-1布陣が試されている。そこでは最も近くにいるフィルミーノとの連係が攻撃の生命線にもなる。
「フィルミーノに関しては、ポジションも近く、彼の前を向いてボールを預け、もう一度受けるプレーを、僕も得意とするプレーであり見ています。それに次にどこのスペースが空くかを考えてプレーしています。顔をちょっと振るとか、ファーストタッチする前にどこを見ているか。そういうところは、自分もより意識しているところです」
すなわち彼らが「次」のプレーの選択肢をどのように考えているのか。それを察知する能力を、南野も身に付けてきているということだ。
だからこそ南野も今季公式戦では得点を奪っているが、プレミアリーグでの初ゴールを決め、その先へと進みたいところ。今は、南野自身、「結果」を出すことにこだわっている。
2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)への思いを聞かれた南野は、「チームと選手みんながレベルアップして、その大会(ワールドカップ)を目指しています。僕は周りの選手のことを考えている余裕はなく、それまでチームでもっと試合に出て結果を残すことが、日本がワールドカップでいい結果を残すためにできることだと思っています」と語った。
ゴールに飢えている南野が、コートジボワール戦で意地の一発を決めることができるか――。
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[文:サカノワ編集グループ]