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久保建英がパンツを引っ張られたが…日本ならばPK獲得だったか。ソシエダ、バリャドリード相手にリーグ4試合ぶり勝利

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英 (Photo by Mutsu Kawamori/AFLO)

疲れを感じさせない再三にわたるドリブル突破からチャンスメイク。

[スペイン1部 29節]R・ソシエダ 2-1 R・バリャドリード/2025年3月29日/レアレ・アレーナ

 スペイン1部リーグ29節、レアル・ソシエダが2-1でレアル・バリャドリードに勝利を収めた。リーグ4試合ぶりの白星。ソシエダに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の3月シリーズを終えて、スペインに戻っての初戦となった久保建英は4-3-3-の右ウイングで先発出場し、積極果敢なドリブル突破からチャンスを作り出していった。

 北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の3月シリーズでは、バーレーン代表(〇2-0)、サウジアラビア代表(△0-0)と2試合にいずれも先発。そしてバーレーン戦で1ゴール・1アシストと活躍し、“世界最速”となるW杯出場権獲得に貢献した。

 この日、右ウイングで久保が先発したなか、ホームチームは最下位のチームを相手に優位に試合を進める。すると23分にエースのミケル・オヤルサバルで決めて先制に成功。さらに68分にはセルヒオ・ゴメスの左足から繰り出したFKが直接決まりリードを広げた。試合終盤に1点を返されたが、ホームチームが2-1で勝利を収めた。

 この試合の53分、右サイドをえぐってペナルティエリアに進入した久保だが、後方からサッカーパンツを引っ張られて倒れるシーンがあった。

 しかし、そのあとVARチェックを含めて、ファウルと判定されなかった。明らかにパンツが引っ張られているが、その強度によって倒れたわけではない、と判断されたようだ。

 とはいえ、そのように引っ張られたことで、ドリブルのスピードにも影響も及ぼしていたが……。審判によってはPKが与えられていただろう。日本ならば……ボールを失っていたようにも見える一方、明らかなファウルとも言え、ファウルと判定されていた可能性が高いか。

 日本への長距離移動や時差などの影響もあるなか、久保は何度も鋭い突破からチャンスメイクに成功。多くの好機をもたらしてみせた。

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 久保は81分に18歳のダニエル・ディアス・ガンダラと交代。スタンドのサポーターからは多くの拍手が送られた。