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「蛇を前にしたウサギだった」鎌田大地→長谷部誠に交代、ドルトムントから金星かと思われたが…フランクフルト2点差守れず逆転負け

ドルトムント戦、フランクフルトは鎌田大地(15番)から長谷部誠に交代。(Photo by Matthias Hangst/Getty Images)

ボレ2ゴール、さらにチャンスを作り出したが――。

[ブンデスリーガ 18節] フランクフルト 2-3 ドルトムント/2022年1月8日18:30(日本時間9日2:30)/ドイチェ・バンク・パルク

 ドイツ・ブンデスリーガ1部18節のウインターブレイク明け初戦、アイントラハト・フランクフルトはボルシア・ドルトムントに2点のリードを奪ったが、71分から3失点し痛恨の逆転負けを喫した。日本代表のMF鎌田大地はシャドーで先発し、2-1とリードした79分までプレー。代わって長谷部誠が起用されて、アンカーに入った。

 立ち上がりは劣勢を強いられたフランクフルトだが、セットプレーと前掛かった相手の隙を突く攻撃からコロンビア代表FWラファエル・サントス・ボレが2ゴール! その2点目には3-4-2-1のシャドーで出場した鎌田も絡んだ。

 しかし、アーリング・ハーランド、マルコ・ロイス、ドニエル・マレン、マフムド・ダフードらを擁するドルトムントは、さらに攻撃の手を強める。そして71分にトルガン・アザールに決められて1点差に。

 そしてフランクフルトは長谷部らを投入。3-5-2にして後ろ重心になっていたバランスを整えようとする。するとそこから長谷部の縦パスも生きて、何度かチャンスを作り出したのだだ……抗い切れず。87分にジュード・ベリンガム、89分にダフード弾を食らい、逆転を許した。フランクフルトはバイエルン・ミュンヘンに続く上位2強からの金星かと思われたが、今回そうはならなかった。

 フランクフルトのオリバーグラスナー監督は次のように振り返っている。

「今日自分たちが責められるべきは、コントロールしようとしすぎたことです。前方ではなく、ケビン・トラップのいる後方でなんとかしようとしていたものの、そのためにミスが生じました。それでは蛇を前にしたウサギと同じです。安全に守ろうと、何かをしていただけです。

 いいところもたくさんあっただけに、とても悔しいです。ただ一歩一歩前進しているのは分かります。今日は厳しいレッスンを受けましたが、そこからいい結論を導き出せるはずです」

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[文:サカノワ編集グループ]

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