名古屋FWシュヴィルツォクが退団か。ポーランドメディアが報じる
名古屋のヤクブ・シュヴィルツォク(Photo by Masashi Hara/Getty Images)
ドーピング問題も重なり…。
J1リーグ名古屋グランパスエイトのポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォク(Jakub Jan Swierczok)に退団の可能性が浮上している。ポーランドの『スポーツ・ポーランド』、『インテリア・スポーツ』などが1月8日に報じた。
昨季途中に加入したストライカーは、J1リーグ14試合・7ゴール、さらにAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2試合・3得点と活躍した。
一方、アジアサッカー連盟(AFC)は昨年12月10日、10月に行われたACL準々決勝の浦項スティーラーズ戦後のドーピング検査で、シュヴィルツォクの検体から禁止薬物が確認されたと発表。現在は暫定措置として、全てのサッカー関連活動への参加が禁止されている。名古屋は「所定の手続きに従って同時に採取された別の検体(B検体)での再分析を要請しております」と報告していた。
そうしたなか、名古屋のマッシモ・フィッカデンティ前監督、さらに彼を獲得した強化責任者の大森征之スポーツダイレクターが2021シーズン限りで退任に。『インテリア・スポーツ』は1月8日、クラブOBである山口素弘氏が執行役員ゼネラルマネジャーが新たに就任しているが、「前体制で高額な選手に依存していたため、彼(シュヴィルツォク)のような選手を退団させようとしている」と報じている。
シュヴィルツォクは2024年1月まで複数年契約を結んでいると見られる。とはいえ、「この半年間で、彼の状況は激変してしまった」(『スポーツ・ポーランド』)、「日本に彼の居場所はないようであり、問題がはっきりしたあと、彼は新たなチームを探す必要が出てくるだろう」(『インテリア・スポーツ』)と見通しを示している。
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[文:サカノワ編集グループ]