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【ドイツ紙】日本代表選出の伊藤達哉が「HSVに移籍希望を伝える」

コパ・アメリカの日本代表にも選ばれたハンブルクの伊藤達哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ハンブルク地元紙が「レンタル移籍もあり得る」と報じる。

 ブラジルでのコパ・アメリカに臨む日本代表( SAMURAI BLUE )に選ばれたドイツ・ブンデスリーガ2部ハンブルガーSV所属の伊藤達哉だが、5月23日、ハンブルクの地元複数紙に、「クラブ首脳に今夏の移籍を希望していることを伝えた」と報じられた。

 伊藤は1997年6月26日生まれの21歳。柏レイソル下部組織からハンブルクに”移籍”し、まずU-23チームで台頭。その活躍が買われて2017-18シーズンに1部リーグデビューを果たし、両サイドをこなせるウイングとして、いきなり20試合出場(3アシスト)を記録した。しかし、2部に降格した2018-19シーズンは出場機会は限られ、リーグ14試合0得点と結果を残せなかった。

 伊藤はこの夏、トゥーロン国際大会のU-22日本代表、さらにコパ・アメリカの日本代表に選ばれている。大会期間が重なる可能性もあり、トゥーロン国際でコンディションを高め、そこからブラジルに乗り込むことになる。なお昨年9月に森保ジャパンに初招集されているが、国際Aマッチデビューは果たしていない。

 ハンブルクの『ハンブルガーモルゲンポスト』と『90Min』が23日に報じた内容によると、「ウイングの伊藤達哉はHSVの強化責任者に自由契約、もしくはレンタル移籍を申し出たそうだ」という。

『90Min』は今季得点とアシストを奪えなかったことなど、伊藤の現状についてレポート。そのうえで、退団は止む無しとも伝えている。 

「21歳の伊藤は思うように成長を遂げられず、新シーズン、チームのレギュラーを争える環境を模索している。その成長できる可能性がHSVでは低い。何より伊藤が高いポテンシャルを秘めているのは事実である」

 伊藤は2021年6月までハンブルクと契約を結んでいる。ただその契約内容の詳細には触れていないが、「彼はハンブルクでの戦いを終えるのか、レンタル移籍をするのか。クラブはその判断を下さないといけない」と、いずれにせよ退団前提での話が進んでいるということだ。

 ハンブルクは1年での1部復帰に失敗。おそらく来季も勝利至上ゆえ、若手を試す機会は減ってしまうかもしれない。そうした状況を鑑み、”伊藤のため”にも、移籍が望ましいという状況だと伝えている。

 一方、現在ハンブルクはスポーツダイレクターの交代など過渡期を迎えている。そのなかで伊藤が戦力として必要とされる可能性も残る。

 そのなかで今回選出されたトゥーロン国際とコパ・アメリカ。日の丸のユニフォームを身にまとう伊藤にとって、自身をアピールする場となりそうだ。

 なお、コパ・アメリカのメンバーと日程は次の通り。

▽日本代表
コパ・アメリカ

▽スタッフ
監 督  森保 一
コーチ  横内昭展
コーチ 齊藤 俊秀
コーチ 和田 一郎
GKコーチ 下田 崇
フィジカルコーチ 松本良一 

▽メンバー
GK
川島永嗣 (RCストラスブール/フランス)
小島亨介(大分トリニータ)※ 
大迫敬介(サンフレッチェ広島)
DF
植田直通(セルクル・ブルージュKSV/ベルギー)
板倉 滉(FCフローニンゲン/オランダ)※ 
岩田智輝(大分トリニータ)※
立田 悠(清水エスパルス)※
原 輝綺(サガン鳥栖)※
杉岡大暉(湘南ベルマーレ)※
菅 大輝(北海道コンサドーレ札幌)※
冨安健洋(シントトロイデンVV/ベルギー)
MF
柴崎 岳(ヘタフェCF/スペイン)
中島翔哉 (アルドゥハイルSC/カタール)
中山雄太(PECズヴォレ/オランダ)
三好康児(横浜F・マリノス)※ 
伊藤達哉(ハンブルガーSV/ドイツ)
松本泰志(サンフレッチェ広島)※
渡辺皓太(東京ヴェルディ)※
安部裕葵(鹿島アントラーズ)※
久保建英 (FC東京)
FW
岡崎慎司 (レスター・シティー/イングランド)
前田大然(松本山雅FC)※
上田綺世(法政大)※
※は日本代表初選出

▽コパ・アメリカの日程

▽グループステージ ※日本時間
6月18日(火)
8:00キックオフ 
vs チリ代表
6月21日(金)
8:00キックオフ 
vs ウルグアイ代表
6月25日(火)
8:00キックオフ 
vs エクアドル代表

文:サカノワ編集グループ

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