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日本代表MF中島翔哉がポルト練習に復帰!懲罰なし、監督との関係は?当面別メニュー

中島翔哉。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

リーグ制覇に向けたラストスパートに「10番」が加わる。

 ポルトガルメディアの『マイス・フチボール』、『A BOLA』は7月1日、新型コロナウイルスによる中断後、全体練習への不参加が続いていたポルトガル1部リーグFCポルトの日本代表MF中島翔哉が、トレーニング施設に復帰したと伝えた。当面は別メニューでの調整になるということだ。

 中島はこれまで、新型コロナウイルスの影響により、家事などの世話をしていたスタッフが日本へ帰国。そうしたなかで体調を崩した家族の面倒を中島一人で見ていた。そのため中島は練習に参加できず、自宅でのトレーニングを継続。リーグ再開後、中島は試合出場を要望したが、セルジオ・コンセイソン監督は「このロッカールームの空気を知らずに試合に臨むことは認められない」と拒否。さらに中島の今後について、「この件はクラブに委ねました」と語ったことから、練習参加できずにいるのは契約に関わる問題ではないかとも示唆されてきた。

 今回の記事によると、中島は新型コロナウイルスのPCR検査を受けた結果、「陰性」と判明し(家族に同ウイルス感染の可能性があったため)、練習場へ久々に来ることが認められた。他の選手たちとはコンディション面に差があるため、当面は別メニュー調整になるという。トレーニングへの参加は、セルジオ・コンセイソン監督が認めたそうだ。クラブからの懲罰などはなく、今後、指揮官の判断で試合への出場も可能になる。

 現在ポルトは国内リーグ首位に立つ。一方、カップ戦を含めると8月1日まで8試合が残っていて、しかも夏場ということもあり、総力戦の様相を呈す。そうしたなか、中島の復帰が待望されていた。

 中島は昨夏、カタール1部リーグのアル・ドゥハイルSCからクラブ史上2番目となる3500万ユーロ(約42億円)の移籍金でポルトに加入。ポルトは1200万ユーロ(約15億円)を払うことで、中島の保有権の50パーセントを購入し、総額100億円の違約金も設定していた。

 チーム状況や中島のコンディションによっては、間もなく全体練習に合流か!? 背番号10をつける中島が、ポルトのラストスパートに加わる。

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[文:サカノワ編集グループ]

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