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【サッカー日本代表】伊東純也の不起訴、「嫌疑なし」あるいは「嫌疑不十分」。「示談などに応じる起訴猶予処分ではないと明確にお伝えいたします」

伊東純也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

弁護団が記者会見で説明。編集者5人への刑事告訴は「虚偽告訴罪で不起訴になっても逃がさないということです」。

 週刊誌に嘘偽りの情報を掲載させたとして女性2人を虚偽告訴罪で刑事告訴し、損害賠償の民事訴訟を起こしたサッカー日本代表のMF伊東純也(スタッド・ランス)を巡る事案で、8月9日、伊東側の弁護士団が記者会見を行った。そのなかで準強制性交致傷容疑で書類送検されていた件について、大阪地検は「不起訴処分」にしたことが分かったと発表した。

 記者会見の模様はユーチューブ『弁護士ドットコムニュース』でも公開されている。不起訴の理由について、弁護団は「今回については起訴猶予処分ではない、ということは明確にお伝えいたします」と強調している。

 女性側の告訴は、嫌疑が認められないという「嫌疑不十分」、あるいは「嫌疑なし」になり、弁護団は「嫌疑が認められたけれども示談などが成立して、起訴しなかったという事案ではないこととをお伝えさせていただきます」と説明した。こうした事案は1年程かかることもあり得るが、日本代表への1日も早い復帰を目指す伊東側から証拠を提示することで、早い段階で不起訴が確定したということだ。

 また、女性二人を虚偽告訴罪で訴えた件は、同時に不起訴となったという。年間で数件ほどしか虚偽告訴で立件されることはないそうだ。

 そういった状況もあり、民事では女性二人に対して虚偽告訴による名誉棄損による2億円の損害賠償請求の訴訟を継続して行っていく。

 また先月29日、週刊新潮の編集者ら3人と女性二人に対し、名誉棄損・信用毀損罪で東京地検に起訴した件も報告。「虚偽告訴罪で不起訴になっても逃がさないということです」とスタンスを示している。

 伊東の所属するフランス1部スタッド・ランスは日本ツアーを経て、8月18日にリーグ・アンの開幕LOSCリール戦を迎える。

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 またサッカー日本代表は9月5日のホームでの中国代表戦から北中米ワールドカップ(W杯)の3次予選(これまでの最終予選)がスタートする。年内は9月、10月、11月に、それぞれ2試合ずつ組まれている。今回の不起訴により嫌疑は晴れ、伊東の招集も事実上可能になった。

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