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「僕の友達」上田綺世がフランシス・アブの負傷に胸を痛める「ピンチに顔を出す、勇気ある選手」。日本代表2-0ガーナ代表

日本代表の上田綺世は「僕の友人」と、ガーナ代表フランシス・アブの負傷に胸を痛めた。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

セルクル・ブルージュ時代のチームメイト。

[キリンチャレンジ杯]日本代表 2―0 ガーナ代表/2025年11月14日19:20/豊田スタジアム

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が南野拓実と堂安律のゴールで、ガーナ代表に2-0の勝利を収めた。この試合の後半、田中碧のシュートブロックに入ったガーナ代表のMFフランシス・アブ(Francis Abu, トゥールーズFC所属)が負傷により担架で固定されて運び出されるアクシデントがあった。

 担架に固定されて運び出されたフランシスは、頭を抱えたまま、負傷した右足をまったく動かせない状態だった。ガーナサッカー協会(GFA)によると、スタジアム内で応急処置を行ったあと、豊田市内の病院へ緊急搬送されたという。今後は手術をどこで、どのように行うかも決定する。

 一緒に先発出場した日本代表のFW上田綺世(Ayase UEDA)は、フランシス・アブとはベルギー1部セルクル・ブルージュ時代にチームメイトだった。

 それだけに日本のエースストライカーは「彼は僕の友達でもあるし、相当大きな怪我になってしまったと思うんで……。なんて言ったらいいか分からないですが、とにかく早く治ってほしい」と胸を痛めた。

「彼はあのようにチームのピンチのシーンで、デンジャラスなところに向かって行ける。僕もよく削られました。勇気を持ったプレーができる選手。そのプレーがこのケガによって、怖くなるかもしれないけれど……。しっかり治し、彼のいいところを継続して出してもらいたい。もちろん簡単でないと思うし、今はまずゆっくりとしてほしい」

 上田はファイタータイプであるフランシス・アブが、再びその熱いプレーをピッチで見せ、ブラックスターズを輝かせてくれる日を心待ちにしていた。

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 GFAは公式サイトで、フランシス・アブに関する最新情報を随時更新している。

Posted by 塚越始