【浦和】チアゴのラストゴールをアシスト、中島翔哉「去年より成長していると最後に思えた」。前向きな最終戦、川崎に4-0快勝

「いいプレーを見せたい気持ちが強かった」

[J1 38節] 浦和 4―0 川崎 / 2025年12月6日14:04 / 埼玉スタジアム2002

　J1リーグ最終38節、浦和レッズが4―0で川崎フロンターレに快勝し、2025シーズンを締めくくった。

　この勝利の中心にいたのが『10番』中島翔哉だった。

　浦和は退団が発表されているチアゴ・サンタナとマリウス・ホイブラーテンが先発。中島は4-2-3-1のトップ下として、スタートからピッチに立った。

　中島は積極的な仕掛けやボールを収めて起点になり、川崎守備陣を押し下げた。1-0とリードした54分には、クロスからチアゴ・サンタナのゴールをアシストした。

「シーズン最後であり、ホームでも最後の試合だったので、いいプレーを見せたい気持ちが強かった。それが出せたんじゃないかなと思います」

　ボールを持つとスイッチが入り、浦和の前線が一気に動き出すシーンが何度も見られた。

「自分でシュートを打つことは考えています。ただ良い動き出しがあれば、よりチャンスになる形になるので、なんとなくパスも狙っています。周りが走ってくれることで選択肢も増えます」

　浦和は今季、アメリカで開催されたクラブ・ワールドカップ（クラブW杯）を含むハードなシーズンを戦い抜いた。31歳になった中島は確かな進歩を感じる1年になったという。

「去年より成長している部分はあると思っていますし、そういうふうに最後に思えた。より良いプレーを見せられるように頑張っていきたいと思います」

　サンタナの惜別ゴールをお膳立てしたが、「チアゴは、ずっと練習から良かったので。ああいう形は狙っていました」と、その努力を称賛していた。

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　自ら仕掛けるだけでなく、チームメートを活かしながらゴールにつなげる――中島の特長が発揮された最終戦となった。浦和の『背番号10』は来季に向けて「もっと良いプレーを見せたい」と前向きに2025シーズンを締めくくった。