マジョルカ監督「久保は非常に良かった」、しかしイ・ガンインとの共存に難色を示した理由とは?
グラナダ戦に先発したマジョルカの久保建英。(Photo by Fran Santiago/Getty Images)
残留争うグラナダに1-4完敗。
[スペイン1部 18節] グラナダ 4-1 マジョルカ/2021年12月19日14:00(日本時間22:00)/ヌエボ・エスタディオ・デ・ロス・カルメネス
スペイン1部リーグ18節、RCDマジョルカがアウェーでのグラナダCF戦、1-4で敗れた。マジョルカの日本代表MF久保建英はラ・リーガでは約3か月ぶりに先発出場を果たし、一時同点となるゴールをお膳立てするサイドチェンジを披露。ただボールに絡む機会は限られ、消化不良に終わった。
今回、韓国代表MFイ・ガンインとの二度目の“W先発”が実現。しかしマジョルカのルイス・ガルシア監督は試合後の記者会見で、この起用に至った経緯とともに課題を語った。
「フィジカル的にともに小さく、カン(イ・ガンイン)とタケ(久保)はとてもよく似たプロフィールを持っています。今回アントニオ(サンチェス)がちょっとケガをしていたので、あまり(チームとしての)引き出し(選択肢)がなかったのが現状での理由です。
カンは最終ラインをフォローするため、常に落ち着くことができない状態にありました。
今日の久保は非常に良かったと思います」
そのように二人の起用法について改めて難色を示し、今回、指揮官なりに何かしらの答えを導き出したようだった。
これから短いウインターブレイクに入る。再開は年明け1月2日(日本時間3日5:00)のホームでのFCバルセロナ戦である。
「まだたくさんいる欠場中の負傷者は、クリスマスの休暇明けに復帰できるように努めています。1月から2月にかけて、ライージョ、ホッペ、アマス……いろいろな面々を頼れそうです。だから私は楽観的な気持ちでいっぱいです」
レアル・マドリードからレンタル移籍中の日本代表MF久保はリーグ10試合・1得点。一方、イ・ガンインは14試合・1得点・2アシストで、バレンシアCFを退団したあと今季マジョルカと複数年契約を結んで加入している。そのあたりのそれぞれの異なる“立場”も、今後の起用にどのように影響してくるか。
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[文:サカノワ編集グループ]