直球勝負!本田がマンチェスターUに「オファー下さい」とSNSで直談判
本田圭佑。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
チームは負傷者続出。『FOX』がフリートランスファーの獲得推薦リストに挙げる。
元日本代表の本田圭佑が思い切った勝負に出た。自身のツイッター( @kskgroup2017 )から日が替わった9月28日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドのアカウント ( @ManUtd )に向けて、「オファーを下さい」と英語でメッセージを発信した。
本田のつぶやきは次の通り。
Give me an offer. I don’t need money but I need to play with great team and great team mate! @ManUtd @ManUtd_JP
「オファーを下さい。お金は必要ありません、ただ私は偉大なるチームと偉大なるチームメイトとのプレーを必要としています! マンチェスター・ユナイテッド マンチェスター・ユナイテッド日本語アカウント」
驚くほど過不足のないストレートなメッセージ。送信したのは午前0時53分と、時差も完璧だ。
おそらく”発端”は、大手メディア『FOX スポーツ』が9月24日に伝えた一報か。マンチェスター・Uがポール・ポグバ、ルーク・ショー、エリック・バイリーらケガ人が続出するなか、「負傷者のクライシス(危機)にあるマンチェスター・Uが加える可能性のある5人のFW」と題するレポートを掲載し、本田ら5人を推薦したのだ。
「マンチェスター・ユナイテッドは今後、数週間のうちに、フリートランスファーの市場に参入する可能性があります」と記し、しかもその人選はかなり「現実味」のあるものだった。その5人は、次の通り。
・本田圭佑(33歳、前メルボルン・ビクトリー)
・ジュゼッペ・ロッシ(32歳、元ジェノアCFC)
・ハテム・ベン・アルファ(32歳、前スタッド・レンヌ)
・ウィルフリード・ボニー(30歳、前アル・アラビ→スォンジー・シティ)
・ジェレミー・メネス(32歳、前クラブ・アメリカ)
本田については、次のように紹介されていた。
「この日本人のレフティは、Aリーグで19試合8ゴールと堅実な結果を記録して昨季限りで退団しています。しかし(もしも獲得するのであれば)ユナイテッドはこの33歳のカンボジア代表での監督(マネジメント)業務に、ともに取り組むことが求められます」
その報道を受けて、本田が勝負に出たようだ。
またそれに先駆けて本田は9月16日、日本テレビの『ニュースZERO』に出演。自身の去就について語っていた。
「オファーはあるので、引退はしないです。(来年の東京)オリンピックもあり、ちょっと来てほしいというところからオファーがないので、今ちょっと片思いみたいになっているところがあります。正直、待っているところはあります」
「来年の東京オリンピックに出て、そして勝つ、ということを自分の中で決めているので、ヨーロッパの納得のいくクラブでプレーする。そこが、僕の決めている条件です」
「(欧州1部?)それはもちろんですし、レギュラーとして試合に出ることで確実にオーバーエイジとして選ばれるような場所。そこで出られれば、必ず選ばれるようなクラブやリーグを考えています」
東京五輪でのオーバーエイジでの選出と世界一に上り詰めること。そのためには、もう一度、高いレベルで切磋琢磨される環境を求めている。
マンチェスター・ユナイテッドは、この本田の熱意にどう応えるのか? 今後の展開から目が離せない。
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