試合開始41分前到着も何のその。酒井宏樹が日本代表7年目の初ゴール!しかし…
日本代表の酒井宏樹。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
試合終盤にPKを与えてしまい同点に。
[キリンチャレンジカップ] 日本 – ベネズエラ/2018年11月16日/大分銀行ドーム
日本代表のDF酒井宏樹(マルセイユ)がベネズエラ代表戦で、国際Aマッチ49試合目にしてついに初ゴールを決めた。
4バックの右サイドで先発した酒井は、対峙するウディネ―ゼに在籍するD・マチスの突破を食い止めながら、攻撃参加を試みる。迎えた39分、日本の右サイドで得たFKのチャンスで、酒井のゴールは生まれた。
中島翔哉のファーサイドへのキック。そこに飛び込んだ酒井が態勢を崩しながらジャンプボレーで合わせ、豪快にゴールネットを揺らしてみせた。
酒井は2012年5月23日のアゼルバイジャン戦でデビューを果たし、7年目での代表初ゴールとなった。
しかし両チームともに選手交代を重ねて迎えた80分、酒井が交代出場したルイス・ゴンザレスをペナルティエリア内で倒してしまいPKを献上。これを決められて同点とされた。
このあと伊東純也のクロスに吉田麻也のヘッドでゴールを揺らしたが……判定はオフサイドに。結局、試合は1-1で引き分け、森保一監督のもとで続けていた日本代表の連勝は「3」でストップした。
ベネズエラとの対戦成績は通算4引き分け(そのうち1試合は、出場停止の選手を起用したベネズエラの没収試合で、3-0で日本の勝利)となった。
大分自動車道での渋滞により、日本の選手たちがスタジアムに到着したのは18時49分。試合開始41分前で、ほとんどウォームアップもできなかった影響はやはり感じられた。「試合を決めきるところが課題」と試合後に森保監督は言ったが、いくつかのテーマが浮かび上がったことは、次戦のキルギス代表戦(20日@豊田)、アジアカップに向けて、むしろ収穫とも言えるかもしれない。
文:サカノワ編集グループ