【鹿島】神戸との激闘ドローに鬼木監督「勝ちに行っての引き分け。選手たちの闘う気持ちとサポーターの後押ししてくれた気持ちを次につなげたい」
鹿島の鬼木達監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
次節も京都との大一番、「もう勝つしかない。引き分けは望んでいない」。
[J1 34節] 神戸 0–0 鹿島 / 2025年10月17日19:03 / ノエビアスタジアム神戸
J1リーグ34節の天王山、4位ヴィッセル神戸と首位・鹿島アントラーズによる一戦はスコアレスドローに終わった。両チームの5ポイント差は変わらず。鹿島は2試合連続の0-0で勝点66に伸ばした。暫定2位に浮上した神戸とは勝点5差のまま。
鹿島の鬼木達監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、勝利を目指したからこそ掴めた1ポイントだと強調した。
「やはり勝ちたかった想いはあります。ただ相手の圧力をかなり感じながらのサッカーでした。そういった中で最後まで勝ちに行っての引き分けです。選手にも言いましたが、引き分け狙いの引き分けではないので、彼らの闘う気持ちとサポーターの後押ししてくれた気持ちを、次につなげたいです」
特に前半は神戸の猛攻にさらされた。大迫勇也の決定機では、日本代表GK早川友基のビッグセーブも飛び出して、最後まで耐え抜いた。
「(神戸のプレスは)イメージしていたものの、より徹底されていて、かなりひっくり返されました。あとセカンドボールが拾えなかった。プレスに向かい間延びする時間もありましたが、自分たちのスタイルを貫き、徐々に上手くアジャストしてくれました」
ハーフタイムに指揮官は「セカンドボールのところと、それに誰が行って誰が拾うか。攻撃に転じて敵陣に行ければボールを動かし背後を狙えて、チャンスだと思っていました。最後の最後にチャンスはありましたが、多くの時間でそのようなシーンを作り出せれば良かったと思います」
アディショナルタイムに田川亨介がGK前川黛也と1対1になる決定機を作ったが、シュートは正面を突いてしまった。
次節も優勝を争う京都サンガF.C.との直接対決になる。鬼木監督は「もう勝つしかない。引き分けは望んでいません。本当に選手、サポーターとともに、とにかく勝点3を取りに行きたいと思います」と3試合ぶりの勝利を誓った。
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一方、鹿島と勝点6差になった暫定4位の柏レイソルは18日にガンバ大阪、同3位の京都サンガF.C.は19日に湘南ベルマーレと、それぞれアウェーで対戦する。