【日本代表】W杯メンバー予想、上田綺世や久保建英ら”当確”。当落線上に、細谷真大などパリ五輪世代
サッカー日本代表の北中米W杯でのメンバー当落予想。(C)SAKANOWA
U-20W杯で活躍した市原吏音が滑り込む条件は――。
サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)は10月シリーズのキリンチャレンジカップ、パラグアイ代表に2-2と引き分け、ブラジル代表に3-2の逆転で歴史的初勝利を掴んだ。
北中米ワールドカップ(W杯)まであと8か月、ひと足早いが……北中米W杯26選手の最新の当落予想をしたい。
冨安健洋、伊藤洋輝、町田浩樹が長期離脱中で、今回、板倉滉、遠藤航、守田英正、三笘薫も負傷を抱えるため招集が見送られた。ただ、この7選手はケガが完治してピッチに立てれば、トップレベルで戦ってきた実績を踏まえ、森保一監督はW杯本番では必ず招集するはずだ。
だが間に合わない状況も考えられる。今回のブラジル戦勝利では、そのあたりを踏まえ、新たな「軸」になり得る可能性も十分示した。
◎=当確 〇=有力 △=当落線上 ▲=今後の活躍次第!
GK:3人
◎ 鈴木彩艶(パルマ・カルチョ1913)
〇 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
△早川友基(鹿島アントラーズ)
△ 谷晃生(FC町田ゼルビア)
▲長田澪(ヴェルダー・ブレーメン)
▲前川黛也(ヴィッセル神戸)
▲小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV)
▲ピサノ・アレックス幸冬堀尾(名古屋グランパス)
【ゴールキーパー】今回2試合とも鈴木彩艶がフル出場。大迫敬介、早川友基、そして今回未招集の谷晃生を含めた3人に、森保一監督は第2GK(=鈴木に何かあれば起用)の座を競わせている印象。来年5月時点でのJ最強GKと言える二人がメンバー入りするか。ブレーメンで正守護神になったU-23ドイツ代表の長田澪はドイツと日本のフル代表を未選択(未招集)であり、その動向が注目される。
DF:9人!?
◎ 板倉滉(アヤックス・アムステルダム)
◎渡辺剛(フェイエノールト・ロッテルダム)
◎冨安健洋(無所属)
◎ 伊藤洋輝(バイエルン・ミュンヘン)
◎谷口彰悟(シント=トロイデンVV)
〇鈴木淳之介(FCコペンハーゲン)
〇 町田浩樹(TSG1899ホッフェンハイム)
〇 瀬古歩夢(ル・アーヴルAC)
〇長友佑都(FC東京)
△高井幸大(トッテナム・ホットスパーFC)
△望月ヘンリー海輝(FC町田ゼルビア)
△安藤智哉 (アビスパ福岡)
△関根大輝(スタッド・ランス)
▲菅原由勢(ヴェルダー・ブレーメン)
▲中山雄太(FC町田ゼルビア)
▲古賀太陽(柏レイソル)
▲荒木隼人(サンフレッチェ広島)
▲橋岡大樹(スラヴィア・プラハ)
▲市原吏音(RB大宮アルディージャ)
【ディフェンダー】冨安健洋、伊藤洋輝、町田浩樹がW杯に間に合えば、森保監督は招集するはずだ。谷口彰悟は3バックのセンター要員で当確。鈴木淳之介は伊藤や町田次第で、さらには安藤智哉にもチャンスはありそう。長友佑都の“ムードメーカー枠”がやはり必要かが今後の議論に。市原吏音は欧州移籍+レギュラー奪取で滑り込める。
MF:11人!?
◎ 三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)
◎ 鎌田大地(クリスタル・パレスFC)
◎ 伊東純也(KRCヘンク)
◎ 久保建英(レアル・ソシエダ)
◎ 堂安律(アイントラハト・フランクフルト)
◎ 遠藤航(リバプールFC)
◎ 守田英正(スポルティングCP)
◎ 田中碧(リーズ・ユナイテッドFC)
◎ 南野拓実(ASモナコ)
◎ 佐野海舟(1.FSVマインツ05)
◎ 中村敬斗(スタッド・ランス)
△相馬勇紀(FC町田ゼルビア)
△藤田譲瑠チマ(FCザンクト・パウリ)
△鈴木唯人(SCフライブルク)
▲佐野航大(NECナイメヘン)
▲佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)
▲旗手怜央(セルティックFC)
▲川村拓夢(レッドブル・ザルツブルク)
▲三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)
▲伊藤敦樹(KAAヘント)
▲斉藤光毅(クイーンズ・パーク・レンジャーズFC)
【ミッドフィルダー】基本的に11人が確実視される状況。とはいえキャプテンの遠藤航はリバプールで控えが続き、守田英正とともにW杯本番での連戦起用が不透明だ。佐野海舟に加え、もう1枚タフなボランチを入れるかどうかも注目点だ。この“不動組”に続く、藤田譲瑠チマ、鈴木唯人らの急成長にも期待したい。
FW:3人!?
◎ 上田綺世(フェイエノールト・ロッテルダム)
◎ 前田大然(セルティックFC)
△ 小川航基(NECナイメヘン)
△ 町野修斗(ボルシア・メンヒェングラートバッハ)
▲細谷真大(柏レイソル)
▲浅野拓磨(RCDマジョルカ)
▲垣田裕暉(柏レイソル)
▲ジャーメイン良(サンフレッチェ広島)
【フォワード】上田綺世の不在時、小川航基が出場すると、良い意味でも悪い意味でも”ワールドクラスにも決められる一発”頼みの攻撃になり、大きくチームのスタイルが変わる(守備面も)。町野修斗、細谷真大、あるいは垣田裕暉らに、森保監督が上田と共通する役割を求めるのか。W杯で勝ち上がるためにローテーション起用は必須で、そのあたりをそろそろ明確にしてチーム作りを進めたい。
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日本代表は11月シリーズ、14日に豊田スタジアム(対戦国未定)、18日に国立競技場でブラジルを北中米W杯南米予選にて下しているボリビア代表と対戦する。