巻き起こる『松木玖生・待望論』。サウサンプトン3部降格のピンチ
サウサンプトンの松木玖生。写真:ZUMA Press/アフロ
カップ戦ではスーパーゴールを決めたものの、リーグ戦では途中出場2試合にとどまる。
イングランド・チャンピオンシップ(2部)のサウサンプトンFCが10月25日、ブラックバーン・ローヴァーズFCに1-2で敗れ、24チーム中20位に順位を落とした。1年でのプレミアリーグ復帰を目標に掲げるが、3部降格の危機に立たされている。まさかの低迷にウィリアム・スティル監督の去就問題も取り沙汰され始めている。
そうしたなか、地元メディアで待望されているのが松木玖生だ。ギョズテペSKへの1年間レンタルを経てサウサンプトンに“復帰”。イングランドでの実質1年目のシーズンを戦っている。
しかし、リーグ戦はこれまで途中出場2試合の起用にとどまっている。ただ8月のカラバオカップ・ノリッジ・シティFC戦では交代出場から凄まじいミドル弾を叩き込み、サポーターに強烈なインパクトを残した。
ところが最近はメンバー外が続いている。
『FLW』はこのほど、「奇妙な状況」と松木に関するレポートを掲載。松木が起用されずにいる現状について、「本来は夏に移籍させる予定だったができなかったのでは」と、現体制では戦力として計算されていなかったと見ている。夏の移籍期間の終盤、サウサンプトンは複数のタレントを補強した。だが、これまであまり機能していない。それだけにファンの松木への期待は高まっている。
同メディアは「ノリッジ戦で決めたゴールのクオリティを考えれば、それ以降、スティル監督がマツキを起用せずにいるのは不思議だ」「ならば、さらに経験を積ませるため、夏にローン移籍させなかったのも不思議だ」と疑問を呈している。
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コンディション的な問題があるのか。SNSでもセインツサポーターから松木待望論が巻き起こっている。FC東京ではキャプテンも担ったスター候補が、サウサンプトンの救世主になれるか。




