【浦和】柴戸海が「より明確にしていかなければ」と挙げた課題とは?
		 浦和の柴戸海。写真:手塚大介/(C)Daisuke TEZUKA
			浦和の柴戸海。写真:手塚大介/(C)Daisuke TEZUKA
		
「周りの選手に良い影響を与えられるのが良い選手。自分もそうなっていきたい」
J1リーグ・浦和レッズの柴戸海は10月25日、スコアレスで引き分けたFC町田ゼルビア戦のあと「チームとしてより明確にしていく必要がある」と課題について語った。
最近の7試合中6試合でノーゴール。唯一、ヴィッセル神戸戦で挙げたイサーク・キーセ・テリンの得点は、セットプレーから生まれたもの。明らかにゴール欠乏症である。
もちろん町田戦もシュート数は、浦和の11本対8本、枠内は4本対0本と優位に進めた。それだけに、あと一歩の不足が大きなフラストレーションになっている。
柴戸は67分から途中出場し、古巣との一戦で気を吐いた。試合終盤には中島翔哉の決定機もあっただけに、より悔やまれる結果となった。
「入っていくところ、勢いはもう少し必要だと思います。点が入らなかったことで、チームとしてもう一度、どうしなきゃいけないかを、より明確にしていく必要があるかなと思います」
そして柴戸は自身のテーマとして「アシストできる位置まで押し込む、そういうところまでボールを運ぶ、そういう前の選手たちの動き出しを逃さないことは必要だと思います」と挙げる。
「ボランチにはいろいろなタイプがいて、チームには良い選手がたくさんいるので、そういう選手たちを見ながら練習から学んでいければなと思います」
マチェイ・スコルジャ監督は2ボランチの形にこだわるが、“トリプル・センターハーフ”の採用も一案か。もちろん、そうなると前線の枚数が減ってしまうデメリットもあるものの、より前重心でプレスをかけにいけるなどプラス面もある。テリン、小森飛絢、松尾佑介、チアゴ・サンタナ――それぞれの特長を最大限に引き出せる構成の最適解を見出したい。
「周りの選手に良い影響を与えられるのが良い選手だと思います。ある程度年齢も積み重ねてきて、そういうことができなきゃいけないし、そういうことができる選手が今後残っていくと思います。自分を含めて、そういう選手がどんどん出てきてほしいです」
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浦和はこのあとサンフレッチェ広島(11月9日)、ファジアーノ岡山(11月30日)とのアウェーゲームを経て、12月6日の最終節に川崎フロンターレとのホームゲームに臨む。
 
                    



