【日本代表】ジョン・カビラ氏が謝罪した広島DF荒木隼人“空白期間の招集”あるか!? 天皇杯準決勝は出場停止
荒木隼人 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ルヴァンカップ決勝で先制点を奪い、守備を支えMVP獲得。瀬古歩夢の起用法も踏まえると…。
北中米ワールドカップ(W杯)まであと6か月、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が、キリンチャレンジカップ11月シリーズ(14日:ガーナ代表戦@豊田スタジアム、18日:ボリビア代表戦@国立競技場)に臨む。
6日に行われるメンバー発表での注目の一つが、センターバックの人選だ。負傷離脱中の冨安健洋、伊藤洋輝、高井幸大は、いまなお復帰時期も読めずにいる(伊藤は一部全体練習に合流)。また、アヤックス・アムステルダムに移籍した板倉滉も決して本調子とは言いがたい。谷口彰悟が復調したものの、34歳という年齢を考えれば、短期決戦のW杯本番でフル稼働するのは現実的ではない。
さらに瀬古歩夢は所属のACル・アーヴルでボランチとして起用されている。最終ラインの軸と計算できるかは未知数だ。W杯に向けた世界仕様のCBの選定について、今一度、検証と戦略が求められる時期にあると言える。
そんななか、チームを“勝たせられる”CBの筆頭に挙げられる一人が、サンフレッチェ広島の荒木隼人だ。
森保一監督は11月シリーズと日程が重なる天皇杯準決勝に臨む4チーム(FC町田ゼルビア、FC東京、サンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸)からの選手招集は「基本的」には行わないと説明している。
ただ、荒木は累積警告により、神戸との一戦を欠場することが決まっている。ルヴァンカップ決勝でMVPを獲得し、国立競技場でのヒーローインタビューでは、ジョン・カビラ氏から天皇杯での2冠獲得へ神戸戦での意気込みを聞かれて「出場停止です」と答え、謝罪を受けるシーンがあった。
ただ、その天皇杯に出場できない“空白の期間”、日本代表招集もあるのではないか――という可能性が示唆されたことになる。
日本代表の最終ラインには、パワーと高さを備えたCBも求められる。北中米W杯の出場権を獲得しているガーナ代表、同プレーオフに臨むボリビア代表との親善試合で、Jリーグで最も存在感を示す一人である荒木がどこまで対応し、存在感を示せるか? いろいろな現在地を知る機会になりそうだが、果たして――。
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※JFAは14日に豊田スタジアムで開催されるガーナ代表戦のチケットが完売したと発表している。




