【リバプール】遠藤航の起用を示唆、窮地に立つスロット監督「検討するが…」

公式戦3連敗、プレミアリーグ直近7試合でわずか1勝――。

[プレミアリーグ 13節] ウェストハム–リバプール / 2025年11月30日 / オリンピックスタジアム

　イングランド・プレミアリーグのリバプールFCを率いるアルネ・スロット監督が11月28日、2日後のウェストハム・ユナイテッドFCとのアウェーゲームに向けた記者会見に臨んだ。公式戦3連敗、プレミアリーグでも直近7試合で1勝という厳しい状況を踏まえ、改善策に関する質問が相次いだ。

　カラバオカップ4回戦でクリスタル・パレスFCに敗れたあと、スロット監督は控え組の起用を最小限にしてきた。一方、モハメド・サラー、フィルジル・ファン・ダイク、イブラヒマ・コナテら主力のコンディションは上向かずにいる。

『スカイ』によると、ウェストハム戦での遠藤航やジョー・ゴメスを起用について問われたスロット監督は、抜擢する可能性を示唆した。

「常にバランスが問われている。変えなければ『もっと変えるべきだ』と言われるし、今季も敗戦が続いた時期に数人を入れ替えたが、それでも不満の声は出ていた。検討はするが、日曜日の試合に向けた最終判断については……まだ明かせない」

　やや慎重……どちらかと言えば消極的とも捉えられるニュアンスではあった。

　さらに、クラブ首脳陣との話し合いがあったという噂について問われると、スロット監督は「ここに来てからずっと同じように話をしてきた。私たちは戦い続けるだけだ。そして改善に努める」と具体的な回答を避けた。

　連敗が続くなか、監督の去就を巡る噂が浮上し始めている。苦境のチームで、日本代表キャプテンの遠藤が救世主となれるか――。

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　ウェストハム対リバプールの一戦は、日本時間11月30日23時5分から行われる。