×

Jリーグ資格喪失の沼津、鈴木秀人監督が退任。滋賀戦後のコメントが議論をかもすなか…

アスルクラロ沼津のエンブレム。(C)SAKANOWA

「クラブを支えてくださっているすべての皆さまに、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 J3リーグからJFLへの降格が決まったアスルクラロ沼津は12月16日、鈴木秀人監督が退任すると発表した。

 鈴木監督は2025シーズン途中に就任。チームの立て直しと残留を目標に指揮を執ってきた。しかしJリーグ参加資格を喪失するという結果に終わり、責任を取る形での退任となった。鈴木監督はクラブを通じて、「クラブを支えてくださっているすべての皆さまに、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪し、選手やサポーターへの感謝を述べている。

 一方、12月14日に行われたJ3・JFL入れ替え戦第2戦、レイラック滋賀FC戦後の記者会見での発言が物議をかもした。鈴木監督は「このような非常に重要な試合において、曖昧なレフェリングをする場面が多くありました」「今日のレフェリングに対しては非常に不満があります」と審判の判定に強い不満を示していた。

 ただし、このコメントに対し、SNSなどでは、判定は妥当だったのではないか、とする声が大勢を占めていた。極めて重要な一戦だったからこそ、指揮官のこの発言もより注目される形となった。

 鈴木監督は会見で「この場でこうした発言をすることが適切ではないことも理解しています」と前置きしつつ、日本サッカー全体の将来を案じての問題提起だったと説明していた。

いま読まれている記事>>【移籍】日本代表DF冨安健洋がアヤックスに加入決定。クラブ強化責任者「負傷歴については…」

 沼津は新体制のもと、2027-28シーズンのJリーグ復帰を目指すことになる。