【移籍】日本代表DF冨安健洋がアヤックスに加入決定。クラブ強化責任者「負傷歴については…」
アヤックスが冨安健洋の獲得を発表! クラブ公式サイトより
2026年6月30日までの短期契約。
オランダ1部(エールディビジ)のアヤックス・アムステルダムは12月16日、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)DF冨安健洋(Takehiro TOMIYASU)と契約を結んだと正式発表した。フリーエージェントとなっていた冨安は、2026年6月30日まで約半年の契約となる。
冨安は1998年11月5日生まれ、福岡県出身。アビスパ福岡から19歳でベルギー1部シント=トロイデンVVに移籍して欧州挑戦を果たす。その後、イタリア1部ボローニャFCを経て、2021年にイングランド・プレミアリーグのアーセナルFCへ加入。公式戦84試合に出場している。公式戦最後の出場は2024年10月5日のサウサンプトンFC戦だった。
その後は膝の負傷により離脱。今年7月、アーセナルと双方合意のもと契約を解除し、リハビリとコンディション回復に専念してきた。アヤックスによると、冨安はすでにメディカルチェックをクリアしており、就労許可が下り次第、チーム練習に合流する予定だという。
マライン・ブーカーSD(スポーツディレクター)はクラブ公式サイトで、「冨安は複数のトップリーグで経験を積んだ優れたディフェンダー。知的で両足を使える選手だ」と評価。さらに「負傷歴についても慎重に検討したが、回復への取り組みとメディカルの評価を経て、短期間でチームに安定感をもたらせると判断した」と獲得の理由を説明している。
アヤックスは若い才能を多く擁する一方、安定感を欠く試合も少なくない。経験豊富な冨安の加入は、守備の安定に向けた即戦力として期待される。
膝の状態を見極めながらの再出発となるが、6月の北中米ワールドカップ(北中米W杯)を見据える日本代表にとっても朗報だ。板倉滉のチームメイトとなり、エールディビジでの1日も早いデビューが待たれる。
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アヤックスは現在8勝5分3敗でリーグ3位。首位のPSVアイントホーフェンとは勝点14差をつけられている。




