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トッテナムが冨安健洋の獲得「諦めた」。ボローニャ残留かアーセナルなど“強奪”も!?

冨安健洋。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

狙っていたバルセロナのサイドバックを獲得。

 イタリア・セリエAのボローニャFCに所属する日本代表DF冨安健洋だが、この夏、ビッグクラブへの移籍の噂があとを絶たなかった。しかし結局、これまで決定には至らず、ついに欧州主要リーグの移籍マーケット最終日の8月31日を迎えた。果たして、22歳の日本代表の新たなる守備の柱はステップアップを実現させるのか、それともボローニャでの戦いを継続させるのか。

『ボローニャ・スポーツニュース』は、これまで冨安獲得の有力候補と目されていたイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCが冨安獲得を「諦めた」として、FCバルセロナのブラジル代表の右サイドバック、エメルソン・ロイヤルを獲得したことを伝えている。

 トッテナムはすでにアタランタBCからアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロを買い取りオプション付きのローンで獲得。これ以上の即戦力クラスのディフェンダーの補強はないと見られる。

 これにより、冨安は今シーズンもボローニャに残留するのではないか――と予想している。ボローニャとは2024年6月まで複数年契約を結び、冨安自身もこのイタリアの恩師になってきたシニシャ・ミハイロヴィチ監督のもとでのプレーに充実感を覚え、十分成長できる環境にあると感じている。

 とはいえ、目の前の1プレー、1試合に全力を尽くすタイプだ。1年先のことも分からないというスタンスで闘ってきただけに、チャンピオンズリーグ(CL)などヨーロッパカップ戦のより高いレベルでの戦いに身を置くことも希求する。

 トッテナムは1700万ポンド(約25億6000万円)の移籍金を支払うつもりだったとも言われる。さらに他には、ウェストハム・ユナイテッドFC、レスター・シティFC、アーセナルFCも冨安をリストアップしていると言われる。1チーム“ライバル”が消えたことで、ここからの“強奪”など急展開はあるのか!?

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[文:サカノワ編集グループ]