ハノーファーのドル新監督が決意「キャッチフレーズではなく仕事が大切」
ハノーファーでの原口元気(後方が解任されたブライテンライター前監督)。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
原口元気、浅野拓磨が在籍。17位に低迷し指揮官交代…逆襲なるか。
ブンデスリーガ1部のハノーファー96は成績低迷に伴い、アンドレ・ブライテンライター前監督を解任し、元ボルシア・ドルトムント指揮官のトーマス・ドル新監督の就任を発表した。
ドル監督は2007年から08年途中までドルトムントを率いて以来のブンデスリーガ復帰となる。今季はこれまでハンガリーの首都ブタペストを本拠地とするフェレンツヴァーロシュTCを率いていた。1月28日に就任記者会見を行い、クラブの公式ホームページにその内容が掲載された。
チームのブンデスリーガ1部残留へ、指揮官は次のように抱負を語った。
「重要なのは前向きな雰囲気を作ること。キャッチフレーズより仕事をすることが大切だ。(10年半ぶりのドイツ復帰になるが)私のことよりも、選手たちに自信を持たせること」
何よりドル監督はハノーファーの選手の質に自信を持っているという。
「1部リーグに残留できるだけのクオリティはある、そのように100パーセント確信している。現時点での勝点(最下位の1.FCニュルンベルクと並ぶ勝点11)から順位を上げることは、私は全く問題ないと思っている。そのための準備はできている」
そのように日本代表の原口元気、浅野拓磨らがいるハノーファーのメンバーのポテンシャルに自信を持っていた。
「まず安定した力を発揮できるファーゼに達すること、ホームでは得点チャンスを作り出すことができているからね。自分の哲学については話したくない。それより純粋に選手たちがサッカーをすることを手助けしたい」
まさに現場主義というスタンス。原口、浅野がどのように起用されるのか。このピンチをチャンスに変えられるのか――新体制で逆襲を誓う。