J3福島ユナイテッドが“大型補強”。川崎GKチョン・ソンリョンの獲得決定、三浦知良と共闘へ!
川崎のチョン・ソンリョン。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
元韓国代表守護神がJ3参戦。
J3リーグの福島ユナイテッドFCは12月24日、昨季までJ1川崎フロンターレに所属していた元韓国代表GKチョン・ソンリョン(Jung Sung Ryong/鄭成龍)を完全移籍で獲得したと発表した。
チョン・ソンリョンは1985年1月4日生まれ、韓国・城南市出身の39歳。191センチ・91キロ。浦項スティーラース、城南一和天馬、水原三星ブルーウィングスを経て、2016年に川崎へ加入。川崎の黄金時代を守護神として支え、韓国代表としても通算67試合に出場。2010年、2014年のワールドカップにも韓国代表として臨んだ。
川崎ではJ1リーグ4回、ルヴァンカップ1回、天皇杯2回と、数々のタイトル獲得に貢献。至近距離からのシュートへの反応の速さ、ハイボール処理の安定感は高く評価された。昨季限りで契約満了を迎え、川崎から退団することが決定していた。
チョン・ソンリョンは川崎を通じて、「家族のように迎えてくれたクラブ、選手、サポーターの皆さんに心から感謝している。すべての瞬間が忘れられない思い出」とコメント。別れではなく「また再会するための一歩」と前向きな想いを伝えている。
福島はJ3では異例とも言える経験と実績を備えたゴールキーパーを迎え入れることになった。さらに一部報道では、昨季までJFLのアトレチコ鈴鹿クラブでプレーし、来年2月に59歳になる三浦知良(横浜FCが保有権)の加入も決定的とされているという。
実現すれば、日本サッカー界の歴史そのものである“キング”と、アジアを代表する守護神が福島で共闘することになる。
戦力補強にとどまらず、クラブの注目度アップによるサポーターやスポンサー獲得、練習環境・スタジアムのインフラ整備、若手育成、チーム文化の形成にも大きな影響を与えそうだ。
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福島ユナイテッドが“大型補強”とともに、新時代へと踏み出す。




