浦和や大分で活躍した田中達也が現役引退を電撃発表。その理由は…「監督業が楽しくなり、専念するため」
田中達也。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
現在はタイ3部カスタムズ・ユナイテッドFCで選手兼監督。12月28日が“二刀流”ラストマッチ
浦和レッズや大分トリニータ、ロアッソ熊本などで活躍し、現在はタイ3部カスタムズ・ユナイテッドFCに所属するMF田中達也(Tatsuya TANAKA)が12月24日、自身のエックス(@t_ttaattuu)で、28日の試合を最後に現役引退すると電撃発表した。
現在は同クラブで選手兼監督を務めており、指導者としてのやりがいが、今回の決断につながったという。田中はエックスで、次のように決断の背景を明かしている。
「いきなりですが、12月28日の試合を持ってサッカー選手としてのキャリアを終えます。理由は単純で、監督として働くことがめちゃくちゃ楽しくなってきたからです。
新しい挑戦にワクワクしながらポジティブに引退できる環境を与えてくれたカスタムズと、次のステップを踏み出す勇気と自信を与えてくれた選手たちに感謝しています。
そしてなにより、これまで僕をプロサッカー選手として応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。これからは立場を変えますが、引き続き応援していただけると幸いです」
田中は1992年6月9日生まれ、福岡県福岡市出身の33歳。172センチ・68キロの攻撃的ミッドフィルダーだ。
熊本でプロキャリアをスタートさせ、FC岐阜への期限付き移籍を経て、ガンバ大阪、大分、浦和、アビスパ福岡とJリーグ各クラブを渡り歩いた。大分での1年半は主力として存在感を示し、浦和レッズでは『11番』をつけて2021年にリーグ28試合・4得点を記録した。
2024年からはタイに活躍の場を移し、ラーチャブリーFCを経て、今季カスタムズ・ユナイテッドに加入。監督兼選手としてチームを率いてきた。
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12月28日の試合が、「MF田中達也」としてプロキャリアでは最後の公式戦となる。今後は指導者として、どのようなキャリアを歩んでいくのか。周囲と協力し合ってチームを作っていく。日本とタイ、それぞれで協働のセンスを発揮してきた田中の今後が楽しみだ。




